デライト(Delite)にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
デライトは、あらゆる情報を「輪郭」という形で描き出し、“つなげながらまとめる”ことによって、脳を拡張したように自由自在な記憶の保存・検索・伝達を可能にする“なんでもメモ”サービスです。
勉強、仕事、趣味、その他生活上のさまざまな情報や思いを記録し、整理し、共有するため、どなたでも気軽にお使いいただけます。
人間の脳をネット上に再現した世界初のサービスとして、日本で生まれ、2020年に公開されたデライトは、利用者の皆様からたくさんの応援をいただきながら日々改善を続けています。
具体的な使い方については「使い方」ページを、実際に利用している様子は検索ページやデライト公式アカウントからご覧ください。
もっと詳しく
「デライト」(Delite)という名前は、開発・運営元である希哲社が独自に開発してきたコンテンツ管理システム「デルン」(deln)のライト(lite,簡易)版という意味と、よろこびを意味する英単語のデライト(delight)をかけて付けられました。
デルンは、「輪郭法」とよぶ独自の理論にもとづいて設計されています。この輪郭法を、英語では輪郭を描くという意味のデリニエート(delineate)からとってデリノグラフィー(delinography)といいます。
特長
デライトの基礎にあるデルンの特長は、文章や考えを整理するための方法としてよく知られているアウトライナーやマインドマップのように情報を階層的に分類できる機能と、ハイパーメディアのようにおなじ情報をさまざまな角度から参照できる機能を融合し、一つの脳のように、あらゆる情報をたがいに紐付けできることです。
この特長を利用することで、これまで不可能だったさまざまな情報の記録が可能になります。例えば、ブログのように時系列に書き連ねた情報をウィキのようにまとめたり、反対に、ウィキのようにまとめられた情報を参照しながらブログのように記録することもできます。
デリニエートを縮めたデルンという風変わりな名前も、インターネットで長く広く使われてきたウィキやブログの記憶に残りやすい語感を参考にしています。すでにある情報を無駄なく活かして新しい情報を生み出すという循環により、インターネットをより高度な情報媒体にすることが最初の試みだったからです。
背景
コンピューターの歴史上、情報を人間にとって脳と同じくらい自然に、柔軟に扱えるようにすることは最大の課題でした。最先端の研究者によるものから業界を代表する大企業によるものまで、過去に多くの試みがあり、そのほとんどは実用化にいたらず、普及に成功した例はありません。
その主な原因は、多くの人に必要性が認識されていないことにある、と希哲社は考えました。「必要は発明の母」とはよくいいますが、このような技術が「あったらいい」と考える人はたくさんいても、「なくてはならない」と考える人はほとんどいませんでした。その割に、気軽に使えるものが無かったのです。
2012年に実用化したデルンにも、過去の失敗例と同じように、難解すぎるという問題がありました。そこで、デルンをだれでも気軽に利用できるサービスにしようと始まったのがデライトの開発です。
そして、2020年、SNS などを中心として質の低い情報が氾濫する時代に、個人がより多くの知識をよりよい形で蓄えられる技術を広く開放し、インターネットを「知識網サービス」、すなわち KNS(ナレッジ・ネットワーキング・サービス)として利用できるようにすることを目指し、デライトは公開されました。