人間が認知上の対象を把握するための名称として用いることができるあらゆる表現。デルンでは,それぞれの知名が指すものに対して輪郭を描出する。単なる輪郭の名称(輪郭名)ではなく,輪郭がこの表現と知番を通して知と直接結び付くことを表すために造られた語(輪郭に知名を与えるのではなく,知名の対象に輪郭を与えるイメージ)。
概ね「名辞」に相当するが,実用を意識した概念でもあるため,定義はずっと緩やかである。名詞だけでなくあらゆる語句,字,符号,文であってもよく,無であってもいい。
元は「描語」などと呼んでいた概念にほぼ相当する。
デライト開発最初期の希哲13年(2019年)1月28日,偶然出来た〈kname〉の語から,先行する用語「知番」(knumber)に語感を合わせる形で思い付いた。2月16日,正式採用を決定。