いったん出振るいを終え,他自我内検索用合い改良兼自我ページ整備が一段落した。
開発時間が確保しにくい時期だったことや交度整理に時間をかけたことで12月22日に着手してから日数はかかったが,総合的に満足出来る結果となった。
特に,実装時期の予測すら出来なかった自我ページ整備が出来たことが大きい。これで新生デライト像が完全なものになった。自我ページ整備自体の作業時間は正味2日間程度で,時間対効果も非常に高かった。
今後はまず新生全知検索整備に戻り,輪郭整備兼文書整備と並行させ新生デライトの成立を目指すことになる。
実装について
12月19日の検討通り,他自我内検索時に自我アイコンを並べ,自我ページではこれをプロフィール風に見せることにした(整備後1,整備後2)。
見ただけではまずやり方が分からなかった他自我内検索が整合的かつ直感的に行えるようになり,自我知番による検索結果に過ぎず一見意味の分からない自我ページ(整備前)も一応プロフィールページらしくなった。
自我ページは,デライトにおける自己表現の入り口となる部分であり,初めてデライトに触れた人がまず覗いてみる部分でもあるので,直感的に理解出来るようになったことは大きな進歩と言える。最低限の又情報も設定したので多少の SEO 効果も望める。あとは風船輪郭が出来れば,デライトのプロフィールページとしては無駄なく十分なものになるだろう。
後縁との役割分担
一時,前縁で十全な切り替え機能を実装しようとして交度の肥大化に陥いりかけたが,自我の切り替え時にはページ遷移させて後縁の処理結果を利用することにした(2日)。
これにより,非常にすっきりした交度でまとめることに成功した。
自自我の扱い
少し迷ったのが,録入り中に自自我ページを表示したり自自我知番で検索したりした時にどうするかということだったが,これは単純にそのまま表示することにした(整備後3)。自自我アイコンが2つ並ぶのはどうかと思ったが,自分で自分を観ているのだから間違った表現ではないし,一貫性はある。
当初,自我アイコンに関しては通常の自輪郭検索と同じようにするつもりだったが,これはこれでぱっと見で状態が判別しにくいという問題がある。自我ページだけなら自我アイコン下の文言やメニューなどの非表示で分からなくもないが,分かりやすくはない。
通常の自輪郭検索との差別化のため,通常は省略している吹き描きの自我名や自我アイコンを表示させる機能を持たせても良さそうだ。
別案として,右側の自我アイコンを左右反転して鏡映しのようにするというのがあったものの,アイコンの同一性から生じる機能性を損うこと,他者からの見え方をイメージしやすくするプロフィールページとしての役割を損うこと,恐らくほとんど意図が伝わらないことといった理由で没にした。不具合か自我ページの仕様と誤解する人が一定数出てくるだろう。
交度整理・不具合修正など
@DG.sch
を中心とした交度整理の進展も本当努における大きな成果だった。
輪郭一覧動的更新対応で前縁の全知検索関連機能を @DG.sch
に集約したはいいが,整理している余裕はなかったので乱雑だった。ここも本当努を通じてすっきり整理出来た。検索語提案機能実装でも活かせるだろう。
比較的深刻なのは,輪郭一覧動的更新後の「戻る」先が求頼文字列のない自我ページや輪郭ページだった場合に正しくページを復元出来ない問題だった。
また,輪郭一覧動的更新で対応を忘れ全輪郭検索用背景・自輪郭検索用背景が切り替わらなくなっていた問題を修正すると同時に,他自我内検索も含めた自我内検索一般に無地の黒背景を適用することにした。自輪郭検索とそれ以外で分けるかで少し迷った。元々,竜胆蛍の入った背景は賑わいを表現したものだったので,これの方が本来の意図に適うだろう。
その他,例えば & ボタンのキーボード入力時に検索語が空になっても削除ボタンが消えないといった軽微な不具合や,交度の未整理による細かい挙動・装体の不整合といった問題が解消されている。