コンマ駒手について考えたついでに,描写選り手についての再確認・再検討で終了。
現状の開閉式選り手は,やはり気に入っている部分でもあり維持するしかなさそうだ。閲覧と編集にはそれぞれ最適な用合いがある。
そして,この描写選り手はやはり <textarea>
に近い単純なものが良い。WYSIWYG 選り手は多機能化すればするほど挙動の好き嫌いも出てくるし,多様な入力環境に対応出来ない場合も出てくる。高い実装コストの割に失うものも大きい。
そもそも,デラングのような軽標記言語の役割は普文を読み書きしやすくすることであり,そこはデラングに頼っていい。
換配後編集支援・部品単位編集という考え方が出来てから基本的にはこの方針だが,最近,下見機能も含めて輪郭選り手の全体像がはっきりしてきたこともあり,現状単なる <textarea>
の描写選り手に加えるべき機能も見えてきた。
中途半端になる懸念から,全く機能を加えないという選択肢もあった。ただ,これは問題の方が大きくなりそうだ。例えば,無番輪符を書いてから下見か完了して輪郭小窓で調整するというのは,現実的に考えると煩雑過ぎる。やはり,その場で輪郭小窓が開いて欲しい。
ただ,昔から考えてきた輪符の折り畳みといった機能は加えない。こういった部分は,せいぜい色付けや輪結化に留めたい。このあたりは部品単位編集との使い分けも考えながら,あくまでも単純性・保守性を損なわない範囲で,デラング編集支援としての機能を加えていくことにした。
部品単位編集も含めて,デラングを設計の中心に据えることで上手くまとまりそうだ。ここでもデラング整備が大きな意味を持ってくる。