このあたりで少し落ち着こうと思ったところで,状況が流動的になってきた。このまま事実上の短期集中生活を継続し,最短で完全な成功を目指すという選択肢も浮上してきた。
困ったことに,今のデライトには,それが現実的な選択肢だと思わせるに十分な魔力がある。この強烈な誘惑にどう対応すべきか,しばらくは際どい綱渡りが続きそうだ。
普通に執務するつもりだったが,調子が上がりそうになかったため,臨時休業にした。金風以来の雑務からいったん解放され,疲れがどっと押し寄せてきたようだ。金風が無ければ今頃別種の雑務に追われていたはずであることを考えると,未来というのは本当に分からないものだとしみじみ思った。
じっくり今後のことを考え,律動的集中生活を解除することにした。明日から生活律動矯正を徹底する。
金風によってひとまず収益目標達成の緊急性が下がり,視野を広げてやるべきことが増え,新生デライト開発だけに集中出来る状況ではなくなっている。実際,出来ていない。
8月12日から始めた律動的集中生活は,最低限の生活律動を維持しながら,新生デライト開発を中心として収益目標達成にかける時間を最大化しようというものだった。意識が自然と集中している時は制約を無くすことで上手く行ったが,こういう状況では時間配分が極端に振れやすくなる。生活にメリハリを付け,ばら成しを取った方が開発時間も確保しやすいだろう。
デライト収益目標達成もまだ油断出来ない状況にあり,多少の迷いはあった。そんな思考と裏腹に,この日も花の散歩再開,食生活改善の進展などがあり,自然と黄金日以上の調和的な生活を取り戻しつつある。こうなると,もはや律動的集中生活の意義もよく分からなくなってくる。
そもそも,切り替えやすいように短期集中生活ではなく律動的集中生活にしたので,開発時間がもっと欲しいとなれば,その時にまた切り替えればいい。金風を上手く捉えたことは,収益目標達成のかわりとするに十分な収穫でもあった。
ただし,ずっと後回しにしてきた書類整理と譜類整理をこの機会に進めたいため,これらが一段落するまで朝の輪郭整備と朝の一日一文は引き続き休みにしておく。
定休日だったが,時期が時期だけに休むべきか少し迷った。しかし,律動的集中生活なら進捗記録を付けるか付けないか程度でやることは大して変わらないだろうと思えたこと,短期集中生活と異なり無期限なので利楽する時間も必要だろうということで休日は通常通りに取ることにした。
15日までの目標としていた輪郭小窓実装には全く及ばなかったが,中旬前半は想定外の収穫が多く,巻き返せる可能性もあるので20日まではこのまま様子を見ることにした。
そもそも,今月始めに新生デライト開発途上での収益目標達成という方針に軌道修正したことで月内達成が視野に入り,前のめりになっていたが,9月中に達成出来れば大成功という状況だ。焦らず着実に行く。
そろそろ温存していた短期集中生活に入っていい頃かと考えたが,結局,生活律動矯正を続けながらの「律動的集中生活」に入ることにした。
これまでの「短期集中生活」は,生活律動を無視しひたすら仕事をする生活を指していたが,第三次生活習慣改善を経て,心境が変わっていることに気付いた。
7月1日の日記にもあるが,生活律動を保ちながらも限界に近い高進捗は出せるという経験が出来た。その後,生活律動の乱れが目立つようになったが,現状でも夜寝て朝起きる生活は出来ており,何か良いきっかけでもあれば,すぐに理想の生活律動に戻せそうではある。
これまでのように極端な短期集中生活に入るべきか,生活律動矯正を続けるべきか,ここで迷いが生じた。
結局,睡眠時間帯と食事内容にだけ気を付け,あとは最大限仕事に時間を注ぎ込むことにし,これを「律動的集中生活」と呼ぶことにした。
これなら状況次第でどちらにでも転べる。時機を待つ必要も期限を定める必要もないので,早速始めることにした。
昨日,2日分の作業はしてしまったため,半休にし,事務的な問題を片付けたり,振り返りや軽い作業をしながら過ごした。
6月の一日一文は11編。よく休んでしまった気がしていたが,内容の濃さを考えると,3日に1編以上書けていたことにむしろ驚きがあった。計ったわけではないが,凡人思想について書いた「超人を越えた凡人への旅」に始まり,ジパング計画について書いた「日本はどう逆転するか」で終わるという,首尾の良さも不思議なくらいだ。
「日本はどう逆転するか」を書き上げるために短時間睡眠となったが,気分はすこぶる良く,晴れ晴れとした気持ちで新しい月を迎えることが出来た。よほど吐き出したいことが溜まっていたのだろう。
昨日終盤は疲労もあり,いよいよデライト収益目標達成の大詰めという時にこんなことをしていいのだろうか,という気持ちも皆無ではなかったが,終わってみれば書いて良かった。
昨日久しぶりに深夜まで作業をしたが,ふと,本来であれば追い込みの時期に9時頃に寝て5時頃に起きるような生活をしていてもいいものか,とも思った。
デライトの早期成功を確信したはいいものの,その後,なまじ余裕があるせいで手を広げ過ぎてしまっている感もあるので,もう少し目先の利益に焦点を合わせるべきかもしれない。
生活律動の乱れついでに,この際また最長2週間の短期集中生活に入るかどうか夜まで迷ったが,これはまだ止めておくことにした。
現状,生活律動を保ちながら持続可能な範囲で限界に近い進捗は出せているので,これ以上出すとなると持って2〜3日だろう。使い所を見極める必要がある。
昨日から妙に気分がぐらぐらしているというか,気持ちに身体が付いてきていないような感覚があった。この日も急に気分が高揚したと思ったら急にぐったりするなどして,明らかに呼吸が乱れている様子だった。
昨晩の就寝中,軽い胸痛を覚えて少し寝苦しかった。一昨日「デライトは数ヶ月以内に成功確実」などと喜んでいたのだから,体調が良くなる心当たりはあっても悪くなる心当たりはなく,珍しいことだが気のせいだろうと最初は思っていた。
結局,日中もいまいち調子が出なかったため,作業はほどほどに,じっくり状況と気持ちを整理することにした。
すでにデライト開発は十分な持続性を確保し,仮にずっと収益目標達成が出来なくても死活問題にはならない,という状況にあった。
しかし,デライトの成功ではなく“希哲館事業の成功”を考えれば悠長なことはしていられない。多少のリスクを負っても早期に収益目標を達成しなくてはならない。その思いから11月1日としていた必達期限を5月1日に繰り上げ,短期集中生活に入ったのが先月28日だった。
この短期間に多くの成果を得て,さあこれから正念場だという時に,負っていたはずのリスクが消し飛んだ。6月末あたりまで,あと2ヶ月はこのままの態勢で問題なくデライト開発を続けられることになった。一昨日,27日に起きたのはそういうことだった。
多少の不安はありつつ,5月1日までの収益目標達成にもそれなりの勝算があった。その猶予が2ヶ月近く延びれば,達成出来ないことを想定する方が難しい。必達期限を繰り上げる前より4ヶ月以上早い達成見込みが出来たことにもなる。
安全・着実に歩を進めていては達成出来るのが数年後になるかもしれない,という見込みだったから多少の無理にも意味があった。その数年が2ヶ月以内になるなら,この数日にデライトの成功を賭ける意味は全く無い。
1日までは既定路線で頑張ろうという気持ちに反して,妙に脱力感が強いと思ったが,なるほど勝手に肩の力を抜いた身体の方が正しい。
ここで,デライト収益目標における必達期限の再設定をどうするか考える必要に迫られた。
黄金週間の最終日まで延長するか,6月末まで延長するか……等あれこれ考えた結果,期限に関してはいったん白紙化,当面はこのままデライト高速化を中心に第三次宣伝攻勢を「無期限」で継続することにした。
そもそも,これまでの努力期限や必達期限というのは,先行き不透明な目標に対して,最大限努力するように方向付けるためのものだった。その必要を全く感じないほど視界は良好だ。これまで視界を遮っていた霧が一気に晴れ,すぐそこに目標が見えているように感じられる。
もっとも,気を抜き過ぎたり,天変地異や事故のような予測しえない事態に煩わされたり,万が一のことが無いとは言えない。6月末までの収益目標達成は,選挙でいえば「当選確実」に近い確度だ。理論上絶対とは言えないが,現実的には達成とみなして良いほどの確かさ,ということになる。
そして,現状を総合すれば,収益目標達成はそのままデライトの成功と言える。つまり,デライトは「成功確実」の状態にあり,希哲館事業の成功に向けた確かな足掛かりが出来たことになる。
絶望的な悲観から希哲館事業を始め,あらゆる極限状態を想定して超高効率経営・運用体制を作り上げてきた自分が,ここまで状況を楽観視していることに自分でも驚く。14年に及ぶ希哲館事業の歴史でも初めてのことだ。だから自分自身でこの判断に疑いの余地は無い。
特に今年に入ってからというもの,急激な状況と心境の変化を繰り返し,何度目が回ったか分からないが,これは特大かもしれない。
今月中旬からの高速化を中心としたデライト開発,24日からの第三次宣伝攻勢が非常に上手く噛み合い,安定感が出てきたこともこの確信に大きく寄与している。
特に第三次宣伝攻勢に関しては,もともと新生デライトを形にしてからという計画だったのを済し崩し的に開始した上,開始時期も予定より3日ほど遅れたことで,当初は成り行きに不透明感があった。
始めてみると想像以上に手応えが良く,懸念は早々に払拭することが出来た。まだ活動用者の増加には十分繋がっていないが,しばらく停滞していた登録自我数も早速伸び始めている。
黄金週間を狙った作戦も大当たりだったようだが,高速化を中心として臨機応変に作業を進める方針への転換も,想定外の好状況を導いたという点で大当たりだ。高速化前の現状整理が功を奏した。
一日中雨で散歩が出来なかったこともあり,約2ヶ月ぶりに陶練を再開した。とはいえ前回も久しぶりの再開で一日で終わっているので,流石に体力がかなり落ちているのが分かった。
これからは高位安定で進捗を出し続けることが重要になるため,これまで以上に規則正しい生活を心掛ける。
ここまでの思考を書き出すには夜遅過ぎたので,まとめるのは明日にしてさっさと寝ようという頃,この日記は実質の「デライト成功宣言」になるかもしれない,と思った。
姉が退院し,赤ん坊を連れてやってきた。今日から1週間ほど滞在する予定だ。長女も一緒のはずだったが,軽い風邪を引いていたため一旦帰った。
初めて抱く赤ん坊は言わずもがな可愛いものの,当面の共同生活がどれだけデライト開発に影響するかは未知数だ。少し前から決まっていたことながら,何とも言えず組計上はあえて無視していた。今日は何かと手伝いもありお祝い気分でもあり,一日一文を書くので精一杯だった。
ここまでは短期集中生活後に十分取れていなかった休養だと思えばまだ問題ではないが,これ以上デライト開発を失速させないように気を引き締める。
まず,一日の最後に書こうとすると気力が残っていないということがあるため,執務の中程で気分転換も兼ねて書くようにする。読まれやすい時間帯も考えると,18時前後が最適だろう。
題材選びはやはり難しい。書きたいことは山ほどあるが,1時間程度でまとめられることとなると限られてくる。大きく・重くなり過ぎたり,逆に内容不足になったりする。これは日頃ネタを溜めておくしかないか。
赤ん坊の泣き声や突然の呼びかけに応えなければならない状況では楽曲より聴きやすい。ラジオのように気が散る情報は少なく,動画のように視覚を奪うこともないため,比較的集中力を保ちやすい気がする。文章の律動感も学べる。