副日記としての開発記録は希哲12年9月23日から。
SPI_finish()
}{dg_xpo_fg()
}{dg_xpo_bg()
}{dg_xpo()
}{希哲19年7月の開発}(31)dg_xpo_fg()
}{dg_xpo_bg()
}{取得部分}{一覧内容}{誤検知}{検知できる}{状態になって}{ノイズになる}(69)前景輪符・後景輪符を省略した最小限の形で実装を終え,出振るいした(エクスポート機能の様子)。
検討開始から仕様検討を繰り返して5年近くかけての実装となったが,時間をかけただけあって,無駄を徹底的に削ぎ落とし,単純で軽快で柔軟で合理的という,非常にデライトらしい実装となった。結果的に実装と保守にかかる時間を最小化できた。
特に大きかったのは,想定用者を入門者と重用者に絞り込んだことだった。入門者にとっては試用しやすく,重用者にとっては定期的な抜控が可能で描出意欲を維持しやすいことが重要になる。移行目的での大量輪郭の一括エクスポートに利素を割く理由はないことに気付いた。そんな利素があるなら少しでもサービス改良に割くべきだろう。
最近,急速に「デライト CSV」の仕様が固まったのも大きかった。長く想定していた .oln
と分割格納方式の「デライト書庫」はいったん保留し,CSV に単純化したことが功を奏した。デライト書庫は複雑性もさることながらインポート向きではないことが痛かった。
検討していた文字交度・改行交度の選択機能も排し,標準的な仕様で決め打ちとした。非標準的な環境の用者には自己解決能力も情報も豊富にあるという割り切りができた。もっとごてごてした機能になり用者の認知負荷と混乱への対策が必要になりそうだと思っていたが,はるかに単純明快になりその心配も払拭できた。
インポート機能の検討が進み,出与え形式共通化の必要性を感じていたことも一助となり,デライト CSV はデライトの出与え可搬性の基礎となりうる概念となった。
エクスポート機能実装も捗ったが,新生全知検索整備でも大きな収穫があった。
希哲14年7月27日3歩から検討してきた全知検索ボタン拡張だが,これはいったん廃案とすることにした。
最新案では,検索語候補窓が表示されるタイミングで全知検索ボタン下部にメニューを開く記号を付けることを考えていたが,かえって用者を混乱させる可能性があることと保守性の低下,無用な描写検索が増えることによる負荷増大などコスト対効果が疑わしくなってきた。最初の案のように,単純に全知検索演算子をボタンに反映させるだけの実装でも問題は大差ないだろう。
最近の新生全知検索整備で知名検索の柔軟性が大幅に向上したこと,出場調安の進展で全文検索の性能上の限界がかえって明らかになったことなどで,知名検索を標準とした全知検索の合理性を再評価した。いたずらに補完手段を増やすよりも知名検索の利点が用者に伝わるように設計していくことの方が重要であることに気付けたのは大きな収穫だった。
描写部 <a>
内の <code>
に輪結色が反映されていなかった問題を修正。