{金で買えなかったもの}{前世代}{買えないもの}{投じても}{全財産}{見出している}{疎い}{金で買えないものがある}{再発明された}{資本主義社会}(80)

{『信仰としての拝金主義』 K#F85E/0758-70D2}

拝金主義というのは面白いものだ。

金で買えないものいくらでもあるという現実頑なに無視する気持ち悪さ昔から嫌いだったが,これは資本主義社会再発明された信仰なのだと思うと馬鹿にできない気がしてきた

「金で買えないものはない」言いたいは,世界に金で買えないものがあることを知らないわけではない。「金で買えないものはない」ということを信じること自体価値感じているのだ。それは万人与えられた金銭的成功への機会努力対する信念深く結び付いている信仰疎い現代日本人信仰心についてここから学べることは多い

もう一つ面白いのは,拝金主義実は資本主義よりも社会主義親和的思想であるということだ。

資本主義は,国家大企業によって独占拡大し続けることはないという前提に立った社会体制だからだ。実は一番金で買えないもの」に価値見出しているのが資本主義であるといっても過言ではない現在の大企業大富豪は,前世代大企業大富豪金で買えなかったもの見つけてその得ている

私にとって金で買えないもの」の最たる例は,言うまでもなくデライトだ。イーロン・マスク全財産投じても買えないもの現に私は持っている

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