今ふと思っただけで深い意味はないのですが、個人知識管理サービス（Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等）って何で流行らないんでしょうか。何でだと思います？

Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox……当たり前といえば当たり前ですが、それぞれのユーザーが「使いやすい」と感じる点が違うのは面白いですね。

この中で Scrapbox だけが急落しているのが気になるところです。現在68,369位ですが、5月の調査では20,772位でした。ただ、一時的なことで大した意味はないかもしれません。

「個人知識管理サービス」としてよく言及しているものを最新の ATR（世界）順に並べると、Evernote 393位、Notion 694位、WorkFlowy 5,683位、Roam Research 7,295位、Dynalist 17,440位、デライト 27,565位、Scrapbox 68,369位……となります。

Notion は、Evernote のみならず OneNote、Google Keep、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等、このあたりのサービスで満遍なくユーザーの移行先候補になってますね……Trello から移行したという話も目立ちます。完全ではないにしても驚異的です。

ただ、デライトも完璧ではありません。実験に毛が生えたようなもので、理想に実装が追いついていない所が多々あります。サービスとしての品質は Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox その他の方がずっと上です。

個人知識管理サービスとして挙げた Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox は相互に移行・併用の話題が目立つサービス群ですが、全ての認知機能を十分に再現したものはありません。例えば Roam は知性的かつ理性的ですが悟性的ではありません。

見直しのきっかけとなったのは「一般的な個人知識管理サービス（Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等々）では、1万ページあたりで限界に近付く」が話題になったことでした。これ自体の詳細は以下スレッドから。

https://twitter.com/Dlt_jp/status/1331985372029411328

「個人知識管理サービス」として名前を挙げた Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox は、表面的にはさほどまとまりが無いように見えるかもしれません。ただ、流石に何の意味もなければわざわざ並べません。これはそなりに取捨選択した結果です。

前出の Scrapbox ページにはデライトに関する鋭い疑問もいくつかありますが、中でも「サービス間でページ（相当）の単位・性質が違うので比較出来ない」というのは今回の話にも関連する良い論点だと思うので、これについて少し言及しておきます。