従来の二重角括弧を使った [[X]]
記法に加え,アンダースコアを組み合わせた [_X_]
記法を使えるようにした。
旧記法は近いうちに廃止し,ウィキ互換の輪結記法に転用する。ハッシュタグ同様,単純に全知検索に飛ばすだけだが,他サービスからの移行者がデライトに触りやすくなったり,デライト向けに文書を書き直しやすくする効果が見込める。
大きな用途の変更であるため,時印によって適用版存を切り替えることになりそうだ。
11日14歩の検討で方向性は定まっていた。旧記法を導入した昨年3月11日はまだデラング整備の最初期で,あまり他サービス・他言語との互換性は重視しておらず,他サービスで採用例の多かった二重角括弧による輪結をキーボード記法に使うことも,独自性を出すのに良いだろうという程度にしか考えていなかった。
最近のデラングが,デライトにとっての利益を損なわない限り他サービス・他言語との互換性を最大化するという方針になっていることに加え,単純に旧記法の視認性の悪さが気になっていたこともあった。最近ではほとんど自分で使っていなかった。
[[Ctrl]]
のようにキー名に長さがあればまだいいが,[[X]]
では流石に記号が邪魔臭い。[_X_]
という記法は当時検討した記憶があるが,[X]
に対して物足りず決め手に欠けると感じたか,なんとなく見送っていた。[[X]]
は「キーの立体感を表現しているように見えなくもない」(希哲15年3月11日2歩)と思っていたが,<kbd>
の装体はデライトも含めて,四方を線で囲み,立体感を出すため上境界線よりも下境界線を目立たせるという形になることが多いため [_X_]
の方がむしろ装体に近い。
逆括点を使った [`X`]
という記法の採用例を見かけて悪くないと思ったが,まだ普及度も低い上,これは `[X]`
との書き間違いが続出しそうだと感じたたため見送った。[_X_]
ならその問題もなく,直感性でこれに勝るものはなさそうだ。
<kbd>
は入れ子にすることも出来るので,[_Ctrl_] + [_X_]
のような組み合わせも記法として扱うことを考えたが,実用上大きな変化はないはずなので後回し。