{希哲16年2月27日の日記 K#F85E/E74C-3F98}
宇田川浩行{希哲16年2月22日の日記 K#F85E/E74C-DF75}
宇田川浩行今日はそれなりに利楽出来,デラングの周縁的な検討などをしながらゆっくり過ごした。
最近,特にデラング的転回以後,デラング整備が何か大きな扉を開こうとしているような感覚が日に日に強くなっている。
意味記述から意味管理へ,という閃きの順序が,デライト理解の最適な順序でもあると確信出来るようになった。デラングは「閃きの追体験」を可能にするだろう。
デラング整備によって,希哲館技術体系もようやく世に出す機が熟しつつある。知番文書も必要になるし,Dex を公開するなら Cμ の公開も必要になる‥‥と,芋蔓式に引き出されていくだろう。その背景にある希哲館事業の全貌が照らし出されるのも時間の問題だ。
デラングを中心としたことで事業全体がぐっと引き締まり,あらゆる面で整理しやすくなったようにも感じる。
輪郭法から,デルン,デライト,デラングと段階的に焦点を絞り込むようにここまで来たが,この調子だとデライト一夜革命というより「デラング一夜革命」になりそうだ。
{希哲16年2月22日9歩 K#F85E/E74C-BABF}
宇田川浩行kitetu.com
のサブドメイン設計についての検討で終了。
今後,デラングのように独立して参照出来るべき献典には積極的にサブドメインを与えていくことにした(例:dlng.kitetu.com
)。
デラング的転回と同時にデラング文書に dlng.kitetu.com
を与えることを決めたが,これを機に,知番や Cμ,SLFS 等々の公式文書にもサブドメインを与えることを考え始めた。
これまでサブドメインの追加には消極的で,例えば技術系の献典は tech.kitetu.com
に集約することを考えていた。ただ,この手の URL 設計は,運営者にとっても閲覧者にとっても直感的でなく情報過多になりやすい上,階層的な整理が難しいことも多々あり,変更に弱く参照可能性の低い URL が出来がちであるという問題があった。
こういう場合の対策として,経験上「最短原則」が最善であることは分かっていて,最近は駒手にせよ各種識別子にせよ知名(最短知名原則)にせよ最短化する流れにある。サブドメインについてもこれに従うことにした。希哲館事業の要素は全て kitetu.com
の階層下にある,ということだけは確かだ。もちろん,これとは別に,階層的な情報源もあった方がいいので,そこは tech.kitetu.com
などに担わせる。
献典にドメインとしての独立性と統一感を同時に持たせられるのだから,むしろ,ここからがドメイン名統一の本領発揮になりそうだ。
2文字サブドメイン問題の解決
{希哲16年2月20日の日記 K#F85E/E74C-DA06}
宇田川浩行日曜日なので半休にして,のんびり15日分のまとめでも片付けようと思ったが,想像以上に時間がかかった(最後の24歩)。
よくあることだが,描き出してみて初めて膨大な思考量だったことが分かる。
デラング的転回の後,デライト市場戦略におけるデラングの重要性が一気に高まったことで,「デラング」の検索語としての利点に気付いた。
いま Google 検索してみると,外国の地図と「もしかして」が表示されてしまっているが,一応最上位になっている("デラング" の Google 検索結果)。この調子なら間もなく独占出来そうだ。さほど期待していなかったので棚から牡丹餅みたいなものだが,第四次デライト市場戦略への期待がさらに高まった。
他方,もっと長く多用してきた「デライト」や「デルン」の方は完全に埋もれてしまっている。
「デライト」に関しては,「デライト メモ」のように検索すれば最上位に出てくる。そもそも普通のカタカナ英語なので,埋もれやすいことを想定して「なんでもメモ、デライト」という獲句を考えたのだが,それにしても「デライト」単独での上昇が思ったより遅い。認知度の高い固有名詞が無いからそこまで上位表示は難しくないだろうと思ったが,中小規模の用例が意外に多い。将来的にはともかく,立ち上がりには厳しい検索語だった。
「デルン」の方は,あえて耳慣れないように造語したのだからすぐ独占出来るだろうと思っていたが,10年以上使っていて全く上位表示されなかった。よくよく検索結果を観察してみると,どうも語に部分一致するページが多い。耳慣れな過ぎて,そもそも単独の語として認識されていないようにすら見える。短さも裏目に出たか。
サイト全体への検索流入は良好に推移してきただけに,逆効果になる可能性を考えると下手に作為的な SEO も出来なかった。単純に Google 検索してみると,「デライト」で136万件,「デルン」で20万件弱,「デラング」で2,400件と,見事に桁が違う。結局,競合が想定より多かった上に,雑多なページが膨大にあるせいで評価が分散したのが原因だったのだろう。
デラングが図らずも三度目の正直になったが,ここまで検索に強い商標を作るのが難しいことだとは思わなかった。市場戦略的なことを考えて作り込んだ「デルン」や「デライト」よりも,語感が良く使いやすいというだけで使い始めた「デラング」の方が強いのも皮肉だ。
{希哲16年2月12日の日記 K#F85E/E74C-9B08}
宇田川浩行昨日は狙い通り早く寝られたので,この土日の半休を利用して上手く定着させたい。
デラング的転回からデラング開発と新生デライト開発の関係をどうするか考えていたが,基本的には従来通りで,デライト開発と「デラング開発」の共通部分を「デラング整備」と再定義し,デラング整備で新生デライト開発を牽引していくことにした。
これまでの「デラング整備」ではなく「デラング開発」という言葉をついこのあいだ使い始めたのも,もはやデライト開発と並びうる開発領域であるという意識からだろう。デライトとデラングはそれぞれ独立した概念なのだから,連携しつつも独立した開発領域であることに不思議はない。
ただ,あくまでも収益源はデライトだ。デライト収益乗軌化に寄与しない部分でデラング開発が一人歩きしてはいけない。デラング中心は揺るがないものの,デライト開発の外側でデラング開発に専念するのも違う気がしていたが,これで整理出来た。
{希哲16年2月11日の日記 K#F85E/E74C-DD8C}
宇田川浩行これから新生デライト開発本番だという時に金風が起きて環境が激変し,整理が追いつかないでいた時にデラング整備に頼るようになり,間もなくデラング的転回にいたる……金風が起きなかったら今頃どうなっていたのか,などと考えていた。
いずれにせよ別の道筋でデラング的転回にもデライト収益乗軌化にも到達していたのかもしれないが,なんだか不思議な気分だ。いま最善の道を走っているという実感があるのが嬉しいだけに,当時の自分が迷い子だったように思えてくる。当時は当時で,少し前の自分に対して同じことを感じていただろうから,未来の自分から見れば今の自分も迷い子なのだろうか。
昨日夜更かししてしまったが,それを逆手に取って早起きして,21時前には寝支度を始められた。これで一気に生活律動矯正が進むか。
dlt.kitetu.com
}{デルン10周年}{デライト2周年}{熱}{一要素}{日記}{意味符号化}{原点}{デライト}(147){希哲16年2月10日の日記 K#F85E/E74C-FE31}
宇田川浩行10年前のこの日,デルンに最初の描出をした。それがデルンの始まりとするなら,今日でデルン10周年だ。
大小様々な追い風を受け絶好調な今のデライトも,この第一歩が無ければ存在しなかった。そう思うと,色々な感情が溢れてくる。
最近,あらゆる面でデラングがデライト開発の主役になっていると感じていたが,それが何故なのか,実は理解が追いついていなかった。直感に導かれるままここまで来た。この節目にデルンの歴史,輪郭法の歴史を振り返ったことで,ようやくはっきり理解出来た。
輪郭法の原点は,「意味を書きたい」という欲求だった。“意味記述のための意味管理”を可能にするために輪郭法は生まれた。その閃きが,希哲館事業のビッグバンだった。
だから,意味記述の技術であるデラングが重要なのは当然だ。それを忘れていたわけではないが,どこかでデラングの重要性を過小評価していた。輪符による意味符号化が出来た時点で,あとは「おまけ」という感覚があった。気付いてみれば,これがとんでもない誤解だった。
輪符による意味符号化が出来たところで,それだけでは活用範囲は広がらない。デラングの表現力を高めるということは,意味を書ける領域を広げるということに他ならない。私にとって,何より本質的な仕事だ。今の今まで,これが理解出来ていなかった。
デラングによる対 Markdown 戦略をデライト市場戦略に組み込みながらも「第四次デライト市場戦略」にしなかったのも,明らかに全知検索に代わって黄金循環の中心になっていることを感じながら「第二次黄金循環」とすべきか迷ったのも,この無理解のせいだった。
理解出来てしまえば迷うことは何も無い。今日から希哲館事業の中心はデラングであり,第四次デライト市場戦略の始まりであり,今は第二次黄金循環の真っ只中なのだ。
今日は考える余力が無いが,これまでの,新生デライトの一要素というデラングの位置付けも見直す必要がありそうだ。いずれにせよ,“デライトのためのデラング”ではなく,“デラングのためのデライト”になることは間違いない。デライト開発における言語論的転回,「デラング的転回」とでもいうべきか。
既にデラングは独立した言語という位置付けを持っているため時間の問題ではあっただろうが,デラング文書はドメインも dlt.kitetu.com から切り離し,dlng.kitetu.com などとして公開することも決めた。
デラング開発には,CnD 開発や Synx 駒手,知機駒手開発,希哲館訳語や交度英語の整備などで培った経験と技術を幅広く活かせること,高度非言語思考を支援するデルンが欠かせないことも感じていた。しかも,なかなか世に出せなかったこれらの技術・献典よりずっと世に出しやすい性質を持っている。希哲館事業における言語開発の集大成とするに不足はない。
デライト収益乗軌化も目前,デルン10周年,3日後にはデライト2周年という節目にこの気付きを得たことに大きな意味を感じる。脳爆発の噴煙で悪くなっていた視界がまた一気に開けたようだ。
生活律動矯正中ではあるが,この日記だけは熱が冷めない内に書いておきたかったので夜更かしした。