{希哲18年2月18日の日記 K#F85E/0758-D83D}
宇田川浩行{希哲18年1月19日の日記 K#F85E/0758-28CC}
宇田川浩行{希哲18年1月18日の日記 K#F85E/0758-22F4}
宇田川浩行{希哲18年1月16日の日記 K#F85E/0758-7FBC}
宇田川浩行今月3日,Google からの検索流入が12月29日以降,かつてないほど激減していることに気付き,SEE について色々考えたが,結果的には SEE 改良が楽しくなり,むしろ好機だと感じている。
デルンの実用化から11年以上,デルン/デライトはあらゆる面で大きな進歩を遂げてきたが,SEO では小さな浮き沈みを繰り返すだけで,長期的にはほとんど変化がなかった。SEO の成果が短期的に評価しにくいこと,デルン/デライトがウェブサイトとして特殊過ぎた上に変化が速過ぎたことで,施策の良し悪しを見極めるのも困難だった。
ここに来てようやく,曲がりなりにも結果らしい結果を示してくれた。最初は Google の無能ぶりへの憤りが強く──デライト以上に新規性・独自性・専門性等々を兼ね備えているサイトが存在するのか?──いっそのこと馬鹿な検索演心は無視してしまおうかとすら考えたものの,大整輪でデライト上の献典の現状と展望についての解像度が上がっていたところで SEE の課題が明確になり,改良作業がよく捗るようになった。
SEE における「教育」には自主自尊という意味も込められているが,検索演心が馬鹿なら馬鹿で,それを導く責務も伴う言葉だ。そう思い直した。
検索流入激減の理由は定かではないが,大整輪を再開した昨年10月に激増したインデックス登録済みページ数がコアアップデートがあったらしい11月から激減,更に12月頃から逆 SEO 目的と思われる無意味なページへの輪結スパムが見られたこと,あたりが絡み合っている気がする。いずれにせよ,インデックス制御の問題であることは明らかなので,そこを重点的に調整している(スパムについては最近の調整で解決済み)。
もう一つの収穫は,長期安定体制と新露出戦略によって SEO への依存度が限りなく下がっていること,その戦略としての正しさを改めて確認できたことだった。検索流入が激減したところで,収入的にも戦略的にも特に困らなかった。現状維持を続けていてもデライトの完全な成功には繋がらなかったので,冷静に,長年の課題の突破口と捉え直すことができた。長期安定体制への転換がなければ今頃は,ということでもある。
{希哲18年1月11日の日記 K#F85E/0758-38DC}
宇田川浩行{希哲18年1月8日の日記 K#F85E/0758-DBAF}
宇田川浩行{希哲18年1月7日の日記 K#F85E/0758-0159}
宇田川浩行{希哲18年1月4日の日記 K#F85E/0758-F6F8}
宇田川浩行ゆっくり年越しも出来たので,そろそろ執務も本格的に再開したい。
Evernote がフリーミアムを実質的に放棄してからリアルタイム検索で話題を追っているが,PKMS 市場の未成熟ぶりを改めて感じさせられる。
そもそも,ウィキ的な,知識を繋げるメモ行為に全く人気がないというか,それ以前に認知されていないことがよく分かる。代替として,デライトに関心層が最も近いであろう Scrapbox の名前はほとんど挙がらない。たまに Obsidian が挙げられるくらいで,やはり Notion を筆頭に,UpNote, Google Keep, OneNote あたりが続くという感じだ。
多くの人が,デライトの感覚では大して多くもないノートの移行先を探して右往左往している。自分でデルンを開発して,10年以上あらゆる目的を集約して使い続けられたことがいかに恵まれていたか,いかに特殊な生活だったか,しみじみ考えてしまう。この世間とデライトの距離を考えると,真正面から PKMS 市場に売り込もうとしていた自分の世間知らずぶりも恐ろしい。
あることから SEE に関する問題意識が高まっているが,対照的に,もう一つの露出戦略では良い変化と確かな手応えを感じることが多い。「売れる顔」が着実に出来つつある。