概ね良好。
昨日食事の取り方に気を付け始めたのに,朝いきなり腹を下して驚いた。1時間ほど脱水症状のような気怠さがあったものの,その後は問題無し。
同じ物を食べた者が一昨日寝込んでいたので,単純に食中りの可能性もあるが,良い変化の過渡的な現象であると思いたい。
最近,顔付きにも精神状態にもデライト開発に入る前の希哲12年あたりの懐かしいものを感じている。デライト以後の高次化した黄金状態とも異なる,自然で穏やかな黄金状態が続いているような感じで,これはこれで良いものだと思う。
思えば,デライト開発が始まってから,一応の休日はあっても本当に心が休まることなどありえなかった。知らず知らず,気持ちのゆとりが出来ていたようだ。この心境の変化の要因を探ってみると,デライト開発とデライト市場戦略の局面の変化に行き着く。
目先の当努を追いかけながら,個人知識管理サービス市場における小さな波を大きくすることに四苦八苦する,これが長いことデライト開発というものだったが,今は,すぐそこまで来ている SNS 市場の大きな波を待ち構えながら,少しずつでもばら成し良く当努を進めていけばいい,という考え方が出来ている。これを軸に,生活全体がばら成し重視になってきている。
デライト以前の生活への回帰,というようなことは長期戦態勢に切り替えた昨年10月頃から11月頃にも感じていたが,間もなく第三次快調期が始まるなどして慌しくなり持続しなかった。回帰したまま希哲館事業の成功に向けた希望が保てるほどの条件も揃っていなかった(昨年12月21日の日記)。その後,新生デライトが仕上げ段階に入り,第五次デライト市場戦略の方向性が固まったことで条件が揃ったのだろう。
何はともあれ,“デライトのあるデライト以前のような生活”ほど幸福なものはないな,としみじみ思った。
今月に入ったあたりから,ぼんやり考え事をしてしまう時間が増え,進捗はそこまで悪くないものの,思うように集中力が高まらなかった。上手く言い表せないが,「迫り来る何か」に揺さぶられている感覚がずっとある。
まず考えられる原因は,1月の脳爆発の反動と疲労だ。1月だけで半年分の仕事はしてしまった感がある。その後の雑務が上手く片付いた解放感も手伝って,ちょっと気が抜けてしまったのかもしれない。そういう意味では,必要な休息でもあったのだろう。
もう一つは,新生デライト開発における「マラソン終盤効果」とでもいうべき心理だ。1月の脳爆発以降,予定になかった当努を多数挿入してしまったとはいえ,それを差し引いても新生デライトの完成が遠く感じる。ここ数ヶ月だけでも明らかに多くのことを実現しているのに,もう少しだという意識が高まれば高まるほど残りの当努が重く感じる。
加えて,「デライトの完全な成功」が意味するものの微妙ながら小さくない変化がある。イーロン・マスクによる Twitter 買収以降の SNS 戦国時代で,デライトが一気に大舞台に引っ張り出されてしまった。
ほとんどの競合が「次の SNS」に留まる中,KNS として「SNS の次」のビジョンを明確に提示出来る世界で唯一のサービスがデライトだ。それを世の中に伝えることが出来れば,世界一の大富豪を制し,世界情勢をも左右するネット文化の大革新を果せる。
希哲館事業が長年目指してきたことが,ここ数ヶ月ほどのあいだに急速に,目前に迫ってきている。昨年の日記にも似たようなことを書いているが,その時の「デライトの完全な成功」と「世界史上最大の成功」が定義上の,やや観念的な結び付きだったのに比べて,今のそれはずっと生々しい,世俗的な現実感を伴っている。いまデライトの完全な成功を果すことと,世界中の注目を集めること,莫大な利益を得ることが直結しているからだ。これも当努と同じで,もう少しだと思えば思うほど時間が長く感じる。
この難しい状況で平常心を保つために,とりあえず,目の前の当努と輪郭整備を極力強く意識することにした。考えても疲れるだけのことは考えないようにする。
今年に入ってから,新生デライトの完成への意識が高まったこともあり輪郭整備にほとんど時間を割けなかった。今日は開発作業の合間にちょこちょこ輪郭整備をしてみたが,やはり精神衛生上の効果が大きいと感じた。
また新生デライトの要件外ではあるが,ついさっき,急に実装イメージがまとまってしまった輪郭複製機能実装で終了。出振るい・手定め済み。
描写欄が空の状態の新規描出フォームで,自輪郭の輪符を知名欄に貼り付けるかドロップすると輪符から知名・描写が複写される。
複写に成功すると「複写完了」と表示,「複写失敗:自分の輪郭ではありません」と「複写失敗:描写が空ではありません」の違了表示も付け,自我知番の省略にも対応済み。使い勝手は非常に良好。
これまで通り「輪郭複製機能」と呼ぶべきかどうかは再考の余地があるが,眠気で考える余力が無いのでとりあえずは仮称としておく。「輪郭複写機能」の方がしっくり来る気もするが,「輪郭複製のための機能」という意味ではそこまで間違っていない。
輪郭複製機能については,昨年5月18日の開発で「知名・描写を複製して新規描出フォームに移動するボタン」として実装することを考えたが,その後の用合い改良を経て,抵抗感が募っていた。
輪郭を直接複製するような機能はやはり避けたい。手軽にし過ぎると誤操作や濫用の可能性が高まる。適切な手間という点で,新規描出フォームへの複写というアイデアは悪くなかった。ただ,現状の輪郭選り手が理想的にまとまっているので,極力ボタンのような要素を追加したくないと思うようになった。
さっきふと,「知名欄への輪符貼り付け」という案について考えていたら,これが急速にまとまってしまった。過去にも何度か脳裏をよぎった案だが,その時はいまいち気乗りしなかった。
貼り付け方式の最初の懸念は誤入力だった。復元ボタンだけでは心許ないので,知名が空であることを条件にしようとしたが,空の知名で書き始めることは少なくないので中途半端だ。複製したい輪郭を検索してから写し取り,貼り付けという流れを考えると,知名欄をいちいち空にしなければならないのは煩雑過ぎる。
間もなく,描写欄が空という条件なら全く問題ないことに気付いた。誤操作の懸念がなくなったので,ドラッグ&ドロップにも対応することにした。
もう一つ,自輪郭のみという制限を付けることにした。描写内の自我知番の省略に Aejs で対応するのが難しいという問題もあるが,濫用され著作権上の手溢れが増えることが予想される。他人の描写の扱いは慎重に,という意味でもこれくらいが適切だろう。
こうしてするする実装イメージがまとまり,一通りの機能を付けた実装も難なく完了した。余計な視覚要素を追加せず,それでいて直感的という,理想的な輪郭複製機能があっという間に出来てしまった。
昨日に続き,希哲荘1階トイレのウォシュレットが誤噴射した。時間帯は同じ昼頃,立ち上がった瞬間にセンサーが反応して動き出した。昨日は腰あたりにかかったが,今日は吊り下げランプまで届いた。
昨日から覚悟していたので冷静に対処出来た。一応,リセットのためコンセントを抜き挿ししておいた。その後はいつも通り使えた。
昨日はぼんやりしていたので誤作動か誤操作か分からなかったが,どうも両方の組み合わせによるものらしい。かなり前から「おしり」ボタンを押しても動作する時としない時があり,動かない時は水勢を調整すると動き出すことが多かった。その水勢も一定ではなかった。要は元々狂っていた。確実に停止ボタンを押さないと,動いていなくても司組上は動作中ということがありうる。
私がウォシュレットを使うようになったのはここ数年のことで,使い始めた時にはこの調子だったが,使い慣れた者に言わせるとずっとそういうものだったらしい。ただ,これまで特に停止ボタンを意識したことがなく,なぜ今になって2日続けて起こったのかは分からない。気付かない内に自分の癖が変わったのか,故障がひどくなったのか。
新生デライトの要件ではなかったが,デライト最初期に実装・削除してからずっと保留状態にあった全知検索窓固定機能の実装イメージが急速に固まったのでまとめて終了。
全知検索窓では,下スクロールで隠れ上スクロールで現れる固定表示を採用することにした。
昨日,寝る前に Android 版 Chrome を触っていて思いついた(上スクロールでツールバーが現れる)。以前にもこの方式を検討した記憶があるが,その時は流してしまった。昨年,新規描出フォーム固定機能とともに大きく検討を進めたことがあった(開発記録)ので,時期的な噛み合わせだろう。
いったん削除した理由,その後復活させられなかった理由は主に二つあった。
一つは,広告との相性の問題だ。AdSense では広告に固定メニューのようなものが被ることもグレーとされている。実際には悪質でなければそこまで厳しく対応されることはないだろうが,広告頼みのデライトではわずかなリスクでも避けたかった。
もう一つは,画面を広く使いたい場合に邪魔になることがあり,必ずしも便利ではなかったことだ。当然,スマートフォンのような小型端末ではこの問題が顕著になる。
昨年の検討では,広告に近付いたら隠すようにすることと,表示領域の高さが十分ではない場合は固定機能を無効にすることでこれらの問題を回避する方針を固め,復活に向けて一歩前進した。しかし,実装と調整の煩雑さに対して必要性が高まらず,ここまで実作業に至らなかった。
今回採用を決めた方式なら,調整の手間はほとんどかからず,交度も半分くらいで済みそうだ。無くてもそこまで困らない機能ではあるが,これくらい実装コストが下がれば優先順位も上げられる。
9時頃から15時近くまで希哲荘の給湯器交換と関連工事があった。
給湯器はノーリツ GTH-2427AWX3H から GT-C2462SAWX-2 への交換。隣家との関係で工事しにくくなっていた取り付け位置の移動,配管関連の工事,リモコン交換なども含む。
業者によれば,給湯器の改良でガスの利用効率は大きく向上しているとのこと。水漏れに関しても,水道代がかなり無駄になっていたはずと言っていたので,光熱費はそれなりに下がりそうだ。
利便性という点ではリモコンが新しくなったことが大きい。台所のリモコンは,画面は映らないもののボタンと音声でなんとか湯張り・温度調節くらいの最低限の操作が出来たが,風呂場のリモコンは画面も映らずボタンも反応せず完全に使えなくなっていた。
古い給湯器は結局,21日に半日動かなかっただけで,その後はよく持ってくれた。
領下手定め環境で概ね問題なさそうだったため,新生全知検索整備の中間出振るいに踏み切った。首尾良く完了し,大成功だった。これにより後縁も最新の状態で同期され,自由自在な開発体制を取り戻した。
21時30分出振るい作業開始。断帯は21時30分から約5分。23時頃までには一通り点検・不具合修正を終えた。
その後,動作は極めて安定している。dg_fnd()
への輪数取得処理組み込みは今回初出振るいとなるが,高速化効果は,毎回輪数計算が必要になる場合の検索で数十ms(求頼1回分)の短縮なので体感速度向上はあまり期待していなかった。しかし,意外と検索時の軽快感が増している気がする。最初はプラセボ効果に近い開発者心理かと思ったが,自分の全知検索歴と検索頻度を考えれば感じ取れてもおかしくはない。嬉しい誤算だった。
安心して後縁に手を入れられるようになったので,手始めに,輪符が生成する輪結で,第零番節付き知番がそのまま輪結先などに反映されてしまう問題を修正した。
これにより,輪符の知番が K#9-XXXX/A-YYYY
と記述されていても,輪結先は第零番節の削除をした /?fg=KNo.XXXX/YYYY
や /KNo.XXXX/YYYY
となる。第二次知番改良を経て司組が生成する知番はこれで統一するようになったが,デラングでは大量にある第零番節付き輪符が第零番節付き輪結を生成していたため,クロール効率への悪影響が懸念された。出与え属性を通して輪郭小窓の知番表示にも反映されていたため,用合い上の問題もなくはなかった。
とりあえずは量が多い基本形の輪符と重い強調輪符でのみの対応。