新生デライトの要件ではなかったが,デライト最初期に実装・削除してからずっと保留状態にあった全知検索窓固定機能の実装イメージが急速に固まったのでまとめて終了。
全知検索窓では,下スクロールで隠れ上スクロールで現れる固定表示を採用することにした。
昨日,寝る前に Android 版 Chrome を触っていて思いついた(上スクロールでツールバーが現れる)。以前にもこの方式を検討した記憶があるが,その時は流してしまった。昨年,新規描出フォーム固定機能とともに大きく検討を進めたことがあった(開発記録)ので,時期的な噛み合わせだろう。
いったん削除した理由,その後復活させられなかった理由は主に二つあった。
一つは,広告との相性の問題だ。AdSense では広告に固定メニューのようなものが被ることもグレーとされている。実際には悪質でなければそこまで厳しく対応されることはないだろうが,広告頼みのデライトではわずかなリスクでも避けたかった。
もう一つは,画面を広く使いたい場合に邪魔になることがあり,必ずしも便利ではなかったことだ。当然,スマートフォンのような小型端末ではこの問題が顕著になる。
昨年の検討では,広告に近付いたら隠すようにすることと,表示領域の高さが十分ではない場合は固定機能を無効にすることでこれらの問題を回避する方針を固め,復活に向けて一歩前進した。しかし,実装と調整の煩雑さに対して必要性が高まらず,ここまで実作業に至らなかった。
今回採用を決めた方式なら,調整の手間はほとんどかからず,交度も半分くらいで済みそうだ。無くてもそこまで困らない機能ではあるが,これくらい実装コストが下がれば優先順位も上げられる。