頭髪・頭皮の紫外線対策をどうするか考えていたが,ミルボン ディーセス エルジューダ MO を長いこと使っているので,サントリートメント セラムを使ってみることにし,注文。
とりあえず,朝はサントリートメント セラム,夜はエルジューダ MO と使い分けてみる。
デライトも公開から2年半ほど経ち,色々な人が興味を持ってくれたり,使ってみてくれたりした。遠くから眺めているだけの人,登録してみただけの人,たまに使う人,いつも使っている人……風変わりなデライトでも,出会った人の多様性は他のサービスとさして変わらない。
私は,そんな全ての“デライター”とデライターの卵達に深く感謝している。付き合いの長さも深さも関係ない。デライトに否定的な人ですら,知ってくれただけでありがたいと思う。
これがよくある社交辞令ではないということは,前回の一日一文,「デライトの歩み」を読めば分かるだろう。そもそも全く無謀な挑戦として始まったのがデライトだ。成功どころか,誰にも認められず終わるかもしれない。それならまだいい。弾圧や暗殺で命を失うかもしれない。10代の内にそこまで想像して葛藤を乗り越え,20年かけてここまで来た。
たとえるなら,デライトの歩みとは,真っ暗な巨大洞窟を一人で彷徨うようなものだった。どこかに新しい世界につながる出口がある。生きている内に辿り着けるかどうかは分からない。そんな洞窟を歩き続けていた時に見えた光,聞こえた人の声。それが私にとってのデライト利用者であり,デライトへの声だ。
そして今,デライトは「完全な成功」一歩手前と言えるところまで来ている。すでに夢のようなことだ。感謝せずにいられるだろうか。
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}{希哲17年5月6日の進捗時限}(48)現時点ではやはり \ce( ... \)
と \ce[ ... \]
が最も無難な記法であると結論付けた。
昨日直感的にこの記法を思いついたが,実際に使ってみると,閉じ括弧前の \
を忘れやすいという問題に気付いた。慣れの問題もあるので欠点と結論付けるのは早いが,数式記法の \( ... \)
と比べて \ce( ... \)
は括弧の対応関係が直感的に認識しにくいというのはありそうだ。
TeX では \ce{ ... }
を数式模動の内側に書く必要は無いため,いっそのこと,これだけでもいいのではないかと思った。
しかし,これだと化学記法というよりは TeX 風記法で mhchem を使っているように見えてしまう。TeX ではバックスラッシュと波括弧が多用されるからこれが自然に見えるだけで,デライトでこれがぽつんとあっても違和感が大きい。特に波括弧はデライトにおいて特別な記号なので,濫用は避けたい。いずれにせよ行内と別行立ての書き分けが出来ず,書き分けせずに文脈で挙動を変えれば TeX 的でもなくなるので,良い案ではなかった。
「似た機能は似た形態に」という言語設計の原則に立ち返ると,やはり化学記法は数式記法に似ているべきだろう。
では,閉じ括弧前のバックスラッシュを省略可にするかと考えたが,これは実装上の問題が大きい。入れ子になりうる閉じ記号の処理は出来なくはないが一気に面倒になる。しかも,化学記法でそれをすると数式記法でもしないと整合的ではなくなる。現時点で化学記法の使い勝手のためにそこまでの実装コストを払う意義は見出せない。
txt
}(48)昨日就寝直前から中規模程度の脳爆発が連鎖し,難しかったデライトの課題が3つも,24時間のうちにほぼ解決してしまった。久しぶりにひどい,もとい,見事な脳爆発だった。
収拾をつけようとしてはいけない規模の連鎖なので,まとめは明日に回し,早々に寝支度を始めた。脳爆発の制御が上手くなったのも喜ばしいことだ。第四次黄金状態の定常化もすぐそこだろう。
希哲館事業における言語開発が上手く行っている理由として,希哲館事業構想の「大局観」とそれを支えるデルンの存在がある,とちょうど考えていたところだった。言語開発は,大局観が重視されてきた囲碁や将棋に似ていることにも気付いた。
この脳爆発が壮大な記号のパズルを完成させた時,棋士の気持ちが分かった気がした。
今日はちゃんと事務的な用事を片付けてきた。ついでに気持ちの良い天気の下でサイクリングも出来た。
やりたいことが多過ぎたので,コロナ対策の外出自粛にかこつけて希哲荘に篭りがちになっていたが,そろそろ5分でも毎日の散歩を再開したい。デライト2周年という大きな区切りを経て少し心境も変わってきた。
面白いもので,ちょっと運動不足になってきたと思ったら就寝直後にトイレに立つことが多くなった。血の巡りの影響が分かりやすい。
パンくず記法の使い方も熟れてきたため,今日から日記・副日記にも使ってみることにした。基本的に自分が読むものなので無くて迷うことはないが,たまに前景が雑多な輪郭で埋まって面倒なことはある。
長いこと決めかねていた「ソース」(source)の暫定訳語として「素出」を採用することを検討・決定して終了。
希哲8年12月13日には「素成」という訳語を描き出していたが,なんとなく使いにくく,ほとんど使わなかった。
ただ,この案から,どの道「素」で始まる訳語になるだろうということは確信していたため,「素交」(ソース コード)や「素譜」(ソース ファイル)という略語の形では比較的よく使っていた。このように,他の訳語と組み合わせて略した時などに分かりやすい利点が大きかった。「オリジナル」の意と区別しにくい「原〜」などと差別化しやすく,音写性も申し分ない。
「素出」は希哲12年2月27日に描き出していた案だが,これらの略語で間に合うことが多かったこともあり,採用にはいたっていなかった。最近,デラング整備の中で単純にソースに対応する訳語が欲しいと思うことが多くなっていたので再検討してみることにした。
「素泉」「素種」「素資」等々の案もあったが,どれも一見して意味が掴みにくい。新たに「素書」という案を考えてみたが,これも若干意味が狭い。それに比べると,「素出」は平たくソースの全体訳語として使いやすそうだ。
「素出」で特に問題なさそうだが,まずは暫定訳語として使ってみて,上等訳語とするかどうか決めることにした。
ついでに,「オープンソース」のオープンをどう訳すかも考えた。「大触れ」という案もあったが,伝わりにくいだろう。
平たく表現するなら,「公開」は誤解の余地が大きいので「開放」しかなそうだ。あまり使わなかったが,希哲14年1月頃,「開素」をオープンソースの暫定訳語としたことを思い出した。これも「素」で始まるソースの訳語を見越したもので,やはりオープンも漢字一字で表すなら「開」以外ないだろうと考えていた。
答え合わせ感覚で中国語での例を調べてみると,やはり〈开放〉と訳されている。
とりあえず,オープンソースは「開放素出」とし,「開素」はその省略形と位置付け直すことにした。
;}
}(50)(書きかけ)
類型化正規表現 rgx_IKON_T
に整理しつつ,目出し輪符を実装。出振るい,手定め済み(目出し輪符手定めの様子)。
5日5歩の検討を下敷きにしたが,これも実際に使ってみると想像以上の収穫だった。
使ってみるまで,前後両方に表示するのは遊びくらいかと思っていたが,文中で使う時の目印など実用的な使い道も意外にありそうだ。
面白い閃きもあった。顔文字を模して {:
と :}
を使うなら,ウインク型の {;
と ;}
が使えてもいいとは思っていたが,これが出放りアイコンに使えることに気付いた。アイコンは表示したいが利用者固有のものである必要はない,あるいは少し不都合がある場合に使える。顔文字にもぴったりだ。
この手応えで類型化正規表現は漸次的に行っていくことにした。