検討作業など。
{希哲17年4月19日の開発 K#F85E/E74C-92F6}
宇田川浩行public
}{Dex}{開発}{開発記録}{十分}{形}{知番}{WebP}{拡張子}{描写下見機能}(187){希哲17年3月24日の開発 K#F85E/E74C-A57A}
宇田川浩行いくつか課題は残ったものの,これで譜類添付機能の基礎が出来た。輪郭選り手の領当てもほぼ完成形と言っていいだろう。本当努を通して,関連仕様検討や,中途半端だった libxtd の譜類操作関連交度の整備なども大きく進んだ。
用合いとしては,録入り中の描写選り手左下に譜類添付ボタンを置き,譜類選択と同時に上信を開始,完了したら埋め込み記法で +[拡張子]
を追記,下見を開く(開いている場合は更新する)という形になった。すでに同拡張子の添付譜類が存在する場合は上書きする。予定通り,描写内の参照を消して描き出し・描き直し,または輪郭削除で削除されるようにした。
当初,譜類選択後に専用の下見機能付き小窓を開き,確認してから送信,という用合いを考えていたが,素早く描き出したい場合に煩雑になり,交度の複雑化に見合わない可能性があるため見送った。「送信中...」,「+[拡張子]
を追記しました。」,「.[拡張子]
で保存しました。」(上書きの場合)の3種類のメッセージを @msg
で表示し,下見に関しては既存の下見機能を利用すれば十分なことに気付いた。描き出し前には上信せずスクリプトで保持することも検討したが,これもページ遷移などへの対応も考えると無駄な複雑化を招く可能性があるため見送った。
対応形式はとりあえず JPEG,PNG,GIF,WebP のみ。WebP 以外の場合は長辺が1920px以下の WebP に変換する。WebP の上信に関しては,ImageMagick の未対応パッケージがまだ多いことなどから,1MiB のサイズ上限のみで対応することにした。その他譜類のサイズ上限は原則として5MiB。サイズ上限以外は基本的に kn upl
の仕様に合わせたが,cwebp が ICC プロファイルも捨ててしまう問題に気付いて kn upl
ともども -metadata icc
を加えた。
埋め込み記法では,拡張子のみ,知番と拡張子の組み合わせに加えて,輪符と拡張子の組み合わせにも対応した。
下見機能を利用するために添付譜類の舞覧隠し戦略も見直した。結局,譜類の更新時印から隠し破りを付与出来るようにし,隠し破りの有無で Cache-Control
の public
と no-cache
を切り替えられるようにした(5歩。これまでは一律 no-cache
だった)。Dex が実譜類に依存するのは水平拡大を考えるとどうかと思ったが,そのうち KNEST 隠し化すればいいと判断した。
最後の最後で,領下手定め環境で問題なかった新規描出フォームの添付譜類が本番環境では 404 Not Found
になるという問題にはまったが,これは systemd の PrivateTmp
による問題であることが分かり,一時的に無効化してから問題無いように修正し,元に戻した。新規描出フォームでは無駄に永続譜類を残さないように /tmp/
を利用していたことが原因だった。最終的に,これが大して意味を持たない設計になったので再描出フォームと同じ自我台録を利用することにした。
{希哲17年1月14日の開発 K#F85E/E74C-7238}
宇田川浩行{希哲17年1月9日の日記 K#F85E/E74C-D79B}
宇田川浩行いよいよ脳爆発も本格化したようで,四方八方に拡がる思考の整理に時間がかかっている。収穫は多いが,脳疲労感が隠せなくなってきた。
当努整理も組計整理も大きく進んだが,デライト市場戦略についての頭の整理が進んだのが特に大きかった。
昨日の日記を書きつつ,「デライトに熱中しながら周囲とデライトを共有しようとしない人」の最たる例としての自分自身について考えていた。公開しているのだから見られて困ることは書いていないが,それと積極的に見せたいかどうかは別問題だ。重用者であればあるほど,デライトで扱っている情報は,現実の人間関係にとって深過ぎるし重過ぎる。
ここで,イノベーター理論に対して抱いていた疑問が氷解し始めた。
最近,「デライトのキャズム」という表現を使っていたのは,イノベーター理論でいう「キャズム」とは違う溝がデライトにはあるのではないか,と感じていたからだ。これは恐らく正しかった。デライトのキャズムは,アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間ではなく,イノベーターとアーリーアダプターの間にある。典型的なイノベーションの枠を大きく越えているデライトの独自性が,キャズムをイノベーター側に引き寄せてしまっている。
物珍しさでデライトを使ってくれる人はイノベーターなのであって,趣味嗜好の特殊性から比較的孤立しており,そもそも潜在用者への影響力を期待出来る層ではない。影響力を持つのはアーリーアダプターであり,デライトがこれから獲得しようとしている層だ。私はここを少し混同していた。そして,アーリーアダプターというのは実利を重視する層だ。
イノベーターをどれだけ喜ばせても,それだけでは横の広がりにはならない。誰よりもデライトに価値を見出している私自身が証明するように,デライトではなおのこと内にこもりやすい。周囲と共有出来ないようなものをいくらネットで宣伝しても,縁遠い誰かがよく分からないものについて語っているとしか思われない。
@DG.sch
}{必要以上に}{出振るい}(26){希哲17年1月2日の開発 K#F85E/E74C-1082}
宇田川浩行{希哲16年5月30日の開発 K#F85E/E74C-DB91}
宇田川浩行自動ページ展開機能実装が一段落した。細部に課題はあるが,実用出来る水準に達した。出振るい・手定め済み。
これに伴い,正式離立前に試していた全知検索窓や新規描出フォームの固定表示を復活させる検討も大きく進んだ。また,輪郭一覧の動的追加の仕組みを整えたことで,検索や新規描出時にも応用出来るようになった。輪郭一覧の更新が効率的に行えるようになり,高速化にも大きく貢献するだろう。
AutoPagerize 対応をどうするかというのが難しい問題だったが,これは挿入を監視して削除,注意書きを表示する方向に落ち着いた。最初以外 .autopagerize_page_element
に display: none
を設定しておくことで表示には影響しない。
AutoPagerize は,ウェブ利用者全体ではわずかな利用率だが,デライト用者が使っているのを見て私自身が使うようになったというのもあり,用者層の重なりは小さくない。出来るだけ混乱させないようにしたかった。
今後,広告の調整が重要になってくるため,ここで運営者・開発者向けにダミー広告を表示する仕組みを整えた(ダミー広告の様子)。
AdSense は,設置者によるクリックはもちろん無闇に表示させることも避けるべきとされているので,これまでは単に非表示にしていた。
機能的に自動ページ展開機能と似たところがある描写後略機能の実装方針検討もほぼ完了。
内容の高さが高さ制限に足りない場合どうするかが最後の課題だったが,これは舞覧側で追加取得すればいいことに気付いて解決した。