温眼をいったん再開したものの,長いこと放置していたあずきのチカラの質が変わっているような気がしていまいち継続出来ていなかったため,再注文した。
{希哲17年9月1日の整清 K#F85E/0758-996B}
宇田川浩行{X(旧 Twitter)はなぜライトモードを捨てたかったのか K#F85E/0758-FB71}
宇田川浩行昨日,X(旧 Twitter)のダークモード以外の配色モードを廃止するとイーロン・マスク氏が表明し,反対意見が殺到するという騒動があった。結局,ダークモードをデフォルトにしてライトモードも一応残すという方向に軟化させたようだ。
デライトでは,今年2月にダークモード(ダークテーマ)対応を実現したばかりなので,個人的に色々思うことがあった。前回予告した KNS についての文章に時間がかかり過ぎているため,今回の一日一文はつなぎとして,開発者の視点からこの騒動の背景について書いてみたい。
デライトは元々明るい配色,いわゆるライトモードのみでやってきた。大きな理由の一つに,イメージの問題がある。白背景を基本としたデザインにはやはり明るく清潔な印象がある。サービスがメディアで紹介される時など,イメージ戦略を考えるとこれは馬鹿にできない。
個人的には黒背景が好きだが,この種のネットサービスではどうしてもアングラ感が出てしまう。背景色を微かな灰色にすることも試したが,白背景と比べるとちょっとくすんだような,地味な印象になってしまう。なるほど,ダークモードが流行しても大手サービスの多くがデフォルトで眩しい白背景を採用している理由はこれかと思ったものだ。
今年2月,満を持してダークモード対応を完了し,私もテストがてらダークモードを常用していた時期がある。最初は新鮮さもあって,それこそダークモードだけでやっていけそうな気がしたが,慣れてくると,眠気が強くなったり,いまいち調子が上がらないことに気付いて,結局ライトモードを常用する生活に戻った。
ライトモードもダークモードも,どう感じるかは個人差や環境差によるところが大きい。どちらかが万能だと思ってしまうのは,単純な経験不足なのだろう。今回の騒動は,ソフトウェア開発におけるマスク氏の経験不足と,新しいロゴに象徴される偏った趣味に起因する出来事とも言える。
ただ,もう少し踏み込むと,マスク氏をこの拙速に追い込んだ X の切実な開発事情が見えてくる。
配色モードの追加や維持というのは,見かけよりずっとコストがかかる。例えば,外観に絡むような機能追加をした時,それぞれの配色モードで問題が生じていないか確認する必要があるし,問題があれば個別に調整する必要がある。そして,このコストは,既存のコードの保守状況が悪ければ悪いほど,変更の程度が多大であればあるほど高くなる。
{希哲17年5月24日の日記 K#F85E/E74C-D2CB}
宇田川浩行{希哲17年1月22日17歩 K#F85E/E74C-EFB2}
宇田川浩行取り急ぎテンプレートを整理して,輪郭ページの吊るし輪郭を入れていた要素を <header>
から <main>
へ,輪郭ページの輪郭一覧を <main>
から <div>
に切り替えた。前後景一覧ページでは従来通り。
特に急ぎたかった部分が上手く片付き,残るは内部的な問題のみなので,輪郭ページ改良はここで中断することにした。
閲覧専用模動の実験をしていた時,輪郭ページの輪郭一覧を隠すと <header>
だけのページになってしまうことに気付いたのが事の発端だった(15日14歩)。
あまり意識してこなかったが,輪郭ページの概念と実装に大きな不一致が生じていた。一時凌ぎのつもりで後景一覧ページを輪郭ページに使うようにしたのはデライト離立補完中の希哲14年8月5日だった。当時と今とでは輪郭ページの捉え方も輪郭の充実度も全く違う。
予てから検索模動・輪郭模動の内部的な切り分けが中途半端なまま進んでいない問題もあったため,抜本的な輪郭ページ改良の方針をまとめた(17日8歩)。
最近の検索演心はそこまで神経質ではないと言っても,<header>
と <main>
の違いは流石に小さくないだろう。何より,気付いてしまうと表現として気持ち悪いので早く解決したかった。
{希哲17年1月3日の日記 K#F85E/E74C-9D6C}
宇田川浩行比較的早く調子を上げることが出来,開発作業もよく捗った。この調子で行きたい。
週1回くらいでいいと思っていた全身浴だが,結局毎日のようによく入っている。夜の休憩や,就寝前に気分を落ち着かせるのに丁度良い。全身浴を再開してから顔色や肌の調子なども非常に良い。もっとも,これはゆっくり湯に浸かれるだけの気持ちのゆとりが出来て,生活律動が整ってきたことも大きいのだろう。
そんなわけで今日も上手く就寝出来るかと思ったが,入浴前の21時頃から昔のことを色々思い出してしまい,少し調子が狂った。他自我内検索用合い改良兼自我ページ整備が出振るいまであと一息というところだったこともあり,寝るのは遅くなってしまった。
色々なことを思い出しながら,小学校高学年で経験した自由で満たされた時間,その中で抱いた理想と後悔が半世紀経って結実しつつあるのだと,これまでにないほど強く感じた。自分の中でまた重要な何かが更新されたような気がした。
デライトの完全な成功への意識が更に高まったので良しとする。
{希哲16年12月18日の開発 K#F85E/E74C-8AE4}
宇田川浩行新生全知検索整備・中間出振るい
領下手定め環境で概ね問題なさそうだったため,新生全知検索整備の中間出振るいに踏み切った。首尾良く完了し,大成功だった。これにより後縁も最新の状態で同期され,自由自在な開発体制を取り戻した。
21時30分出振るい作業開始。断帯は21時30分から約5分。23時頃までには一通り点検・不具合修正を終えた。
その後,動作は極めて安定している。dg_fnd()
への輪数取得処理組み込みは今回初出振るいとなるが,高速化効果は,毎回輪数計算が必要になる場合の検索で数十ms(求頼1回分)の短縮なので体感速度向上はあまり期待していなかった。しかし,意外と検索時の軽快感が増している気がする。最初はプラセボ効果に近い開発者心理かと思ったが,自分の全知検索歴と検索頻度を考えれば感じ取れてもおかしくはない。嬉しい誤算だった。
輪符と知番の輪結改良
安心して後縁に手を入れられるようになったので,手始めに,輪符が生成する輪結で,第零番節付き知番がそのまま輪結先などに反映されてしまう問題を修正した。
これにより,輪符の知番が K#9-XXXX/A-YYYY
と記述されていても,輪結先は第零番節の削除をした /?fg=KNo.XXXX/YYYY
や /KNo.XXXX/YYYY
となる。第二次知番改良を経て司組が生成する知番はこれで統一するようになったが,デラングでは大量にある第零番節付き輪符が第零番節付き輪結を生成していたため,クロール効率への悪影響が懸念された。出与え属性を通して輪郭小窓の知番表示にも反映されていたため,用合い上の問題もなくはなかった。
とりあえずは量が多い基本形の輪符と重い強調輪符でのみの対応。
{希哲16年11月29日の日記 K#F85E/E74C-EA45}
宇田川浩行{あれ K#F85E/E74C-F509}
宇田川浩行{希哲16年3月1日の日記 K#F85E/E74C-0488}
宇田川浩行最近,休むに休めず脳疲労感が募るが,もしかしたらパンくず記法と前次記法のせいかもしれない,という気がした。
前次記法が出来た2月24日からまたまとめ作業が追い付かなくなっている。考え事が四方八方に飛び火し脳爆発を誘発していて,収穫も多いが,そこまで手が動かない。
振り返れば,パンくず記法が出来た1月14日以後もしばらく同じような状態だった。
両記法とも,長年のデルンの課題を解決したもので,実際,かなり多用するようになっている。ただでさえ常軌を逸した知能増幅技術であるデライトが,いよいよヒトの物理的限界に迫ってきたか。
面白いことに,パンくず記法の実装あたりから目に見えて検索演心による評価も上がっている。