ついでに新規描出フォーム固定機能についても検討して終了。
全知検索窓固定機能同様,デライト最初期に実装・削除したものだが,これは広告との相性以前に,用合いとしていまいちだったということが大きい。
新規描出フォームを固定出来れば,輪郭一覧を眺めながら描写を書くことも出来て便利に違いない,と素朴な期待から実装してみたが,これが帯に短し襷に長しという感じで思いのほか使えなかった。
大きな原因は,ページ遷移までのちょっとした間固定されるだけ,という中途半端さにあった。あちこち飛びながら作業しているといちいち解除されるので,自然に使わなくなっていく。
これに対処しようとすると画面分割機能に近い大掛かりな仕掛けが必要になる。画面分割機能は何度も検討したが,やはりデライトには過剰と判断して,複数窓で使いやすくする方向で単純性を保ってきた。今考えてもこれは英断だった。
自動ページ展開や輪郭一覧動的更新がある今なら当時よりは使いようがあるかもしれないが,その分,ページ遷移の条件が分かりにくくなっているので,かえってストレスかもしれない。
複数窓が使いにくいスマートフォンなどでも,新規描出フォームと柔品キーボードで画面がほとんど占有されるため恐らく使いものにならない。当時は諸場で使える状態ではなかったので想像ではあるが,複数タブで使う方がマシだろう。
結局,構造的にデライト向きではないのだろうと思うが,急いで結論を出す必要もない。そのうち適当な活用法が見つかればいいし,見つからなくても問題ない。というわけで,しばらく放置しておくことにした。