{『希哲日記』}{}{日記}{}{希哲17年7月1日}{甘やかされ過ぎている}{余力がある}{果して}{冒険したくなる}{心の揺らぎ}(77)

{希哲17年7月1日の日記 K#F85E/0758-E506}

{『希哲日記』}{}{日記}{}{}{希哲16年10月}{デライトの完全な成功}{デライト}{試行錯誤する}{講じておいた}(142)

{希哲16年12月21日の日記 K#F85E/E74C-F8A4}

体調持ち直したが,考え事が多かったというよりここ数日脳疲労一因がこの考え事にあることに気付いた

10月から長期戦態勢転換し,時間に追われることなく悠々自適な生活送っていたが,第三次快調期といっていい最近のデライト開発で,また危険な欲が出てきている

デライト進歩すればするほど,更なる進歩のための時間欲しくなる時間捻出するための欲しくなるとにかくこの疾走感失いたくない,という感情日毎高まっている。そして,今のデライトにはすぐにでも完全な成功果すがある,という期待感もまた日毎高まっている

一方でこれは,希哲館事業危険にさらす衝動でもある。このまま悠々自適な長期戦態勢維持すれば,いつになるかはさておきデライトの完全な成功確実に果せるだろう。しかし,それを希哲館事業理想実現繋げるためには,やはり早さ必要になる冒険を避けていては,その可能性時間とともに失われていく

希哲館事業にとっては,急いても待っても崖っ縁だ。無理をしてもいけないが,悠長に構えていてもいけないここ数日激しいせめぎあい続いていた

一刻も早い希哲館事業の成功のために全て賭けるか,確実な成功のために危険徹底的に排除するか,という両極端思考陥いっていることに今日ふと気付き,「ばら成しを取る」という選択肢見えてきた。最低限の安全網確保しつつ,しっかり冒険もする,という探ることにして,ようやく気持ち落ち着いた


昼頃希哲荘古い給湯器ついに壊れ出なくなった整清記録

最初は,この忙しくて寒い時期に,と少し腹が立ったが,17年以上持ち堪えたかと思うと,だんだん感謝の念湧いてきた希哲館事業のために,色々な物無理をさせてきたんだなと感傷的になったりもした。

そんな気持ちが通じたのか,深夜になってなぜかまた出るようになった。新しい給湯器来るまで持ってくれれば大助かりだ。

一応給湯器使えなくても何とかなるように対策講じておいた久しぶりの非常事態で,あれこれ試行錯誤するのもちょっと楽しかった

22日振り返り日記

{『希哲日記』}{}{日記}{}{デライト}{定休}{年齢}{希哲館事業}{続ける}{希哲15年9月の月記}(114)

{希哲15年9月19日の日記 K#F85E/E74C-8EF8}

一昨日は一昨日で,久しぶりによく身体を動かして気持ち良かったもののまだ筋肉痛残り昨日は昨日でくらくらするような環境激変があり,肉体的にも精神的にもかなりの消耗感じた。今日も定休通りに休んだが,まだ回復した気がしない。

この変化デライト希哲館事業盤石安泰かという心境になりかけ,律動的集中生活を終えることも考えた。しかし,それもこれまでの適度な緊張感があってのことなので,収益目標達成までは引き続き新生デライト開発極力集中する生活続けることにした。もう油断さえしなければいくらでも粘れる

つい一週間前の日記には,否が応でも気分重苦しくなる状況だから意識的利楽しようと書いていたわずか一週間後には否が応でも気が緩む状況になっているのだから,まだ頭が混乱している。

本来なら喜ぶべきことのはずが,なぜか明るい気分というわけでもない。半分くらいは疲れのせいかもしれないが,希哲館事業安定してしまうことに対する複雑な心境もある。

そもそも,希哲館事業は,「どう頑張っても万に一つも成功しない仕事」として始めたものだ。楽しかった破滅前提大冒険が,千に一つ百に一つ十に一つ成功近付くにつれ,つまらない事務処理になっていくような気が薄々していた。いまやデライト希哲館事業も,手堅くやってさえいれば成功約束されたも同然だ。

もっと若い頃の自分なら,あえて踏み外すようなことをしたかもしれないが,もうそれが許される年齢でもない。失敗して自滅するだけなら何のことはない。周囲に対する責任重過ぎる老い先短い両親家庭を持った達,散々世話をかけたり世話してやれなかったりした親戚達のがいちいち浮かんでしまうことなんては無かった。友人にもデライト用者にも社会にもがある。何より,希哲館事業がそこまでの冒険必要としていない以上,もはや冒険に“物語”が無い。

この冒険の終わり寂しさ乗り越えつまらなさ背負っていくことが大人になるということなのか,などとぼんやり考えたり,KNEST 隠し実装小手調べをしたりして過ごした一日だった。

{『希哲日記』}{早起き}{希哲5年}{}{日記}{デライト市場戦略}{10歳}{希哲館事業}{第三次デライト市場戦略}{第二次デライト市場戦略}(34)

{希哲15年3月18日の日記 K#F85E/E74C-5484}

昨日からの冷めやらぬ興奮の勢いで,夜更かしした割には早起きした。生活律動矯正のため半休にし今日こそは早く寝ることにした。

昨日あたりから,どうもデライト収益目標達成後のことをあれこれ考えてしまう。気が早い話だが,それだけ現実化しつつあるということなら嬉しい限りだ。とはいえ,希哲館事業にとっては通過点の一つに過ぎない。その後の苦労を考えて少し気が重くなったり,後から振り返れば今頃が一番楽しかったと思うのかもしれない,などと考えたりした。

のこともよく思い出す。特に,希哲5年から6年頃,デルン実用化前のそわそわした感覚によく似ている気がする。気持ちだけ10歳くらい若返ったようだ。

デライト市場戦略新旧で分けていたが,三段階目に入ったような気がするので,第一次第二次と来てこれからを第三次デライト市場戦略と呼ぶことにした。

{楽しかった}

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