現時点で自己輪括を使う人はいないという前提で26日21歩では保留としたが,不具合報告を受けてしまったので,dg_xg()
で除外するようにした。誤操作でも十分起こりうる。
表示輪数と実際の輪数が合わないという場面は今後の輪郭削除機能でも増えそうなので,現状の「未公開輪郭が含まれています。」という表示を「表示出来ない輪郭が含まれています。」に変更した。
最近安定していたデライトが今日に限って妙に壊衝しているなと思い,17時30分頃から本腰を入れて調査開始。
ここのところ出振るいしていないため実装の問題とは考えにくく,出力録を見ても違了の痕跡が無いため,deln_tmo.cron の誤作動であることはすぐに見当が付いた。出力録譜類を見ると,昨日30日のちょうど23時から譜類が激増していたため,何らかの期限による問題であると気付いた。
試しに wget を実行してみると,SSL 証明書の検証で失敗していた。有効期限はまだ少し先だが,調べてみると Let's Encrypt のルート証明書に関する問題で,以前から警告されていたらしい。
18時前,いったん –no-check-certificate
を付けて対処した。似たような問題は将来的にも起こりうるので,根本的な改善策を見つけたい。
今後,「古い環境」に Let's Encrypt 自体が正式には対応しなくなるという話だが,その古さというのが希哲10(2016)年以前とのこと。もともとデライトは古い舞覧への対応に手が回っていないため,実質的な非対応舞覧に近く,大きな影響は無いだろう。
今後,対応舞覧を広げる時に Let's Encrypt の採用継続を検討することにした。
どうも1分間隔で落とされては0.1秒後に再起動するということを繰り返していたようだ。違了処理と輪郭選り手抜控機能のおかげもあり致命的な問題にはならなかった。
さらに本腰を入れて調査開始してから30分ほどの解決で,ついこのあいだのデバッグ環境整備の効果を実感することも出来,障害対応の良い経験になった。
そろそろ新生デライトの実装作業に本腰を入れないとまずい,と今後の組計をざっと見通してみて,少し驚いた。
9月中に決着をつけるか10月の延長戦に持ち込むかを9月10日に決めるとして,残り17日間。今月の雑務処理に明日1日使うため,実質16日間ある。今月初めから実装作業に没頭して9月中頃に新生デライトの完成という見通しだったことを考えるとずいぶん圧迫されたようだが,不思議とまだゆとりを感じている。
作業方針や組計の整理,開発環境整備や諸検討の大きな進展等々によって,月初とは比べ物にならないほど新生デライト開発の見通しが良くなっているからだろう。今月の雑務処理にしても,月初には5日程度を見ていたが1日に短縮出来た。ちょうど過ごしやすい季節になりつつあり,これまでが良い夏休みだったような気さえしてきた。
この状況なら,今後16日間での新生デライトの完成も収益目標達成にも十分期待出来る。多少の計算違いがあっても吸収出来る程度のゆとりもある。現状を踏まえると,完璧に近い組計だ。これを脳が無意識下で整えていたと思うと,やはり不思議な気分だ。
多少の懸念はある。ただの事故は無視するとしても,まだ脳の暴走は起こりうる。とはいえ,勝手なことはよくしても,間違ったことはほぼしなかった脳だ。想定外の方向に走るとしたら,それがより良い道だからだろうと思える。
最近の「脳任せ」ぶりについて考えていたら,デルンの実用化を果した頃のことを思い出した。9年前の今頃も,もう意識的に整理出来ない量の情報を脳に詰め込み,「決壊」させ,生理的な回復機能を利用して再組織化させようとしていた。
その混沌からデルンが誕生したわけだが,9年後にこんな形で希哲館事業が発展しているとは想像出来なかった。そういう意味では,ずっと不思議な道程で来ている。想定外なんて今更な話だった。
かつての成功体験を思い出したことも,良い兆候だと思っておこう。