libxtd の整備や途中で増えた検討作業に時間がかかったものの,なんとか譜類添付機能実装を一段落させた。
{希哲17年3月24日の日記 K#F85E/E74C-5F71}
宇田川浩行{希哲17年1月31日の日記 K#F85E/E74C-F383}
宇田川浩行filter
}{描写部}{希哲16年9月29日}{希哲16年9月29日の副日記}{導入時期}(123){希哲16年9月29日の開発 K#F85E/E74C-B1F3}
宇田川浩行輪郭削除機能実装を一段落させ新生全知検索整備に戻り,全文検索機能実装に入った。
輪郭削除機能
用合いは概ね予定通り,知名欄・描写欄を空にすると表示される削除ボタンで実行する(輪郭削除ボタンの様子)。
削除済み輪郭は,全体を半透明化,中景輪符の知名部に薄く「削除済み」と表示,知番に打ち消し線を付け,描写部には「この輪郭は削除されました。」と表示する。スクリプトを複雑化させないように,前後景輪符,×輪結,全知検索窓の自我アイコン(吊るし輪郭)以外はpointer-events
と filter
を使って CSS のみで無効化するようにした(削除済み輪郭の様子,削除済み吊るし輪郭の様子)。
後縁では,知名・描写が同時に空文字列で送信されると削除立求と認識する。出場(dg_udrw()
)では b_del
を TRUE
にし,n_oln
,n_fg
,n_bg
を減算し,輪括を一括削除する。復元の問題もあるため出与え変更は最小限に留めた。
KNEST 隠しは最低限の同期をさせつつ,効率的な同期が不可能な他輪郭の前後景輪数はある程度の不一致を許容することにした。未公開輪郭のために使っていた「未公開輪郭が含まれています。」を「表示出来ない輪郭が含まれています。」に変更してある(28日3歩)。
6月27日の開発で dg_udrw()
での最低限の輪郭削除は出来るようになっていたため,用合いの調整程度で終わるだろうと思っていたが,忘れていた輪括や KNEST 隠し周りの調整に時間がかかった。性質上,慎重を要する部分でもあった。とはいえ,所要日数3日で,現段階でなければここまで効率的に実装出来なかっただろうという実感があり,導入時期として最適解に近いことが分かったので,それはそれで嬉しい発見だった。
全文検索機能
全文検索機能実装はとんとん拍子に進み,出振るいまでもう一息というところまで来た。
{希哲16年9月27日10歩 K#F85E/E74C-0E73}
宇田川浩行非常に安定していた最近では珍しく,特定ページで持続的な壊衝が発生したため調査・修正。18時50分頃認識,20時頃復旧。
特定輪郭のデラングに含まれる `$と`$()`と`$(())`
という文字列に問題があることはすぐ突き止めたが,機序を理解するのに少し時間がかかった。逆括点の数が合っていないので行内交度としては不正だが,その程度で壊衝するはずがなく,実際,もっと単純なパターンでは再現しなかった。
まず,行内交度としては <code>&_1;</code>$()<code>&_2;</code>$()`
に越化される。すると,$
で囲まれた部分が数式記法として認識され,<code>&_1;</code>&_lmath;&_3;&_rmath;()`
と越化される。ここで越化参照と越化配列の内容とにずれが生じるが,越化配列からの復元は単なる文字列置換なので,壊衝に繋がるのは不可解だった。
結局,一連の文字列置換函数がどこでも検索失敗時を想定していないという,かなり基礎的な部分での問題であることが判明した。s_T::rpl()
に対応処理を加えていったん解決。最適化の選択肢を考えると補助函数で対応すべきかもしれないので,そこは検討する。
よくここまで問題にならなかったものだが,結果的に基礎的な欠陥を修正出来たので良かった。
{希哲16年7月28日の開発 K#F85E/E74C-0C12}
宇田川浩行{希哲16年7月13日の開発 K#F85E/E74C-3D0B}
宇田川浩行公開設定機能部分実装が一段落した。出振るい・手定めともに円滑に完了した。
全体として,当初想定よりは時間がかかったが,想定以上にすっきりまとまり満足出来た。
- 予定通り,
upub
0(公開)と 14(未公開・非共有)に対応した。 - 領当ても予定通り,左上吹き描きでは中景部左肩に表示するようにした。
- 輪数取得改良で輪数表示が一部固定化したため,これとの整合性に少し悩んだが,未公開輪郭を含みうる数字と割り切ることで解決した。
- 新規描出フォームでは,localStorage を使って前回の公開設定を引き継ぐようにした。
- 未公開のアイコンは当初鍵マークを付けることを考えていたが,趣旨を誤解される可能性があるため,あえて付けないことにした(画面撮り)。
- 当初想定通り権限確認用函数
dg_b_prm_rd()
の実装に成功したが,途中で条件式生成に切り替えた(後日再修正)。 - 最近気付いた効用として,交流したい人・したくない人の棲み分けがしやすくなることにも期待出来る。
{希哲16年2月20日の日記 K#F85E/E74C-DA06}
宇田川浩行日曜日なので半休にして,のんびり15日分のまとめでも片付けようと思ったが,想像以上に時間がかかった(最後の24歩)。
よくあることだが,描き出してみて初めて膨大な思考量だったことが分かる。
デラング的転回の後,デライト市場戦略におけるデラングの重要性が一気に高まったことで,「デラング」の検索語としての利点に気付いた。
いま Google 検索してみると,外国の地図と「もしかして」が表示されてしまっているが,一応最上位になっている("デラング" の Google 検索結果)。この調子なら間もなく独占出来そうだ。さほど期待していなかったので棚から牡丹餅みたいなものだが,第四次デライト市場戦略への期待がさらに高まった。
他方,もっと長く多用してきた「デライト」や「デルン」の方は完全に埋もれてしまっている。
「デライト」に関しては,「デライト メモ」のように検索すれば最上位に出てくる。そもそも普通のカタカナ英語なので,埋もれやすいことを想定して「なんでもメモ、デライト」という獲句を考えたのだが,それにしても「デライト」単独での上昇が思ったより遅い。認知度の高い固有名詞が無いからそこまで上位表示は難しくないだろうと思ったが,中小規模の用例が意外に多い。将来的にはともかく,立ち上がりには厳しい検索語だった。
「デルン」の方は,あえて耳慣れないように造語したのだからすぐ独占出来るだろうと思っていたが,10年以上使っていて全く上位表示されなかった。よくよく検索結果を観察してみると,どうも語に部分一致するページが多い。耳慣れな過ぎて,そもそも単独の語として認識されていないようにすら見える。短さも裏目に出たか。
サイト全体への検索流入は良好に推移してきただけに,逆効果になる可能性を考えると下手に作為的な SEO も出来なかった。単純に Google 検索してみると,「デライト」で136万件,「デルン」で20万件弱,「デラング」で2,400件と,見事に桁が違う。結局,競合が想定より多かった上に,雑多なページが膨大にあるせいで評価が分散したのが原因だったのだろう。
デラングが図らずも三度目の正直になったが,ここまで検索に強い商標を作るのが難しいことだとは思わなかった。市場戦略的なことを考えて作り込んだ「デルン」や「デライト」よりも,語感が良く使いやすいというだけで使い始めた「デラング」の方が強いのも皮肉だ。