分割格納方式への移行作業前に,知番譜類における拡張子の扱いについて検討して終了。
これまでの自我台録(/kn/K#F85E/
)には無接尾子の譜台がいくつかあるが,譜類添付機能に合わせ,これを全て拡張子付きに練名することを考えていた。
そもそも知番譜類は,知番を譜類名にしてデルン上で管理する譜類管理手法として始まり,デライト開発が本格化してからこの経験を元に拡張子毎の添付譜類という概念が固まった。
当初は一貫性の観点からむしろ無拡張子を基本に考えていたため,初期の知番譜類には無拡張子の実体に拡張子付きの疎輪結を置いているものがある。ただこれは煩雑な上に,Windows 仮想機で上手く扱えない問題があったため次第にやらなくなった。以後,普通に拡張子を付けることが多くなった。
いっそのこと,全て拡張子付きにして譜類添付機能との整合を取るかと考えたわけだが,全ての譜類に適当な拡張子があるわけではなく,必ず指定するとなると煩雑化の恐れがある。適当な拡張子がなければ .unk
のような特殊な拡張子を使う,台録なら .d
接尾子を使うなど仕様も複雑化する。
仮に無拡張子の知番譜台を空けたところで,その使い道があまり無いという問題もある。本来輪郭情報を置くのが適当なところだが,エクスポート機能等では閲覧・編集の都合から .oln
を使うことを決めている。分割格納方式を採用したことで利便性はいずれにせよ知機駒手で補うしかなくなっているので,実体の場筋に利便性を持たせる必要もなくなった。
譜類添付機能やエクスポート機能はあくまでも知番譜台の応用として,無理に統合せず,一定の相互運用性を確保しておくに留めるのが最善と結論付けた。
ただ,拡張子用の疎輪結だけは問題なので普通の拡張子付きに練名しておくことにした。