不統一感が気になってきたため,ダブルクリック/ダブルタップでの新規描出フォームへの移動機能に合わせて基本的なページ内移動で半溶暗するようにした。これでちかちかする問題はほぼ解決した。
ついでに,全知検索ページャー周りの点検・調整。普段さほど使わないので,意外な挙動や課題を把握しておいた。
ちょっと困ったのが,更新輪結による輪郭一覧動的更新で条件によって大きくスクロール位置がずれることだった。結局,要素の削除・追加で生じるらしいことが分かり,スクロール位置を記憶しておいて復元することで解決した。
吹き描き外背景のダブルクリック/ダブルタップで新規描出フォームに移動出来るようにして終了。出振るい・手定め済み。
デライト最初期,新規描出フォーム固定機能で試していた(希哲13年8月1日4歩)用合いだったが,自分でも驚くほど忘れていた。固定機能の削除以後,何度か再活用を検討した記憶はあるが,今ほど全体的な用合いの方向性が定まっていなかったからか放置していた。新規描出フォームへの握接について先日あれだけ検討していたのに全く思い出さなかった。ついさっきふと思い出した。灯台下暗しというやつか。
初見で分かりやすい用合いも必要なので全知検索窓固定機能の輪結も予定通り実装するが,スマートフォン右手持ちではタップしにくい位置だとは思っていた。個人機でもマウスカーソルの移動距離は短くない。しかし,これならよくある固定表示ボタンよりよほど賢い。上手い補完手段が出来た。
現状の幅狭領当てでは吹き描き外背景が小さ過ぎて誤タップしやすいが,これは縦方向の吹き描き間マージンを調整していくことにした。
ついでに新規描出フォーム固定機能についても検討して終了。
全知検索窓固定機能同様,デライト最初期に実装・削除したものだが,これは広告との相性以前に,用合いとしていまいちだったということが大きい。
新規描出フォームを固定出来れば,輪郭一覧を眺めながら描写を書くことも出来て便利に違いない,と素朴な期待から実装してみたが,これが帯に短し襷に長しという感じで思いのほか使えなかった。
大きな原因は,ページ遷移までのちょっとした間固定されるだけ,という中途半端さにあった。あちこち飛びながら作業しているといちいち解除されるので,自然に使わなくなっていく。
これに対処しようとすると画面分割機能に近い大掛かりな仕掛けが必要になる。画面分割機能は何度も検討したが,やはりデライトには過剰と判断して,複数窓で使いやすくする方向で単純性を保ってきた。今考えてもこれは英断だった。
自動ページ展開や輪郭一覧動的更新がある今なら当時よりは使いようがあるかもしれないが,その分,ページ遷移の条件が分かりにくくなっているので,かえってストレスかもしれない。
複数窓が使いにくいスマートフォンなどでも,新規描出フォームと柔品キーボードで画面がほとんど占有されるため恐らく使いものにならない。当時は諸場で使える状態ではなかったので想像ではあるが,複数タブで使う方がマシだろう。
結局,構造的にデライト向きではないのだろうと思うが,急いで結論を出す必要もない。そのうち適当な活用法が見つかればいいし,見つからなくても問題ない。というわけで,しばらく放置しておくことにした。
新生デライトの要件ではなかったが,デライト最初期に実装・削除してからずっと保留状態にあった全知検索窓固定機能の実装イメージが急速に固まったのでまとめて終了。
全知検索窓では,下スクロールで隠れ上スクロールで現れる固定表示を採用することにした。
昨日,寝る前に Android 版 Chrome を触っていて思いついた(上スクロールでツールバーが現れる)。以前にもこの方式を検討した記憶があるが,その時は流してしまった。昨年,新規描出フォーム固定機能とともに大きく検討を進めたことがあった(開発記録)ので,時期的な噛み合わせだろう。
いったん削除した理由,その後復活させられなかった理由は主に二つあった。
一つは,広告との相性の問題だ。AdSense では広告に固定メニューのようなものが被ることもグレーとされている。実際には悪質でなければそこまで厳しく対応されることはないだろうが,広告頼みのデライトではわずかなリスクでも避けたかった。
もう一つは,画面を広く使いたい場合に邪魔になることがあり,必ずしも便利ではなかったことだ。当然,スマートフォンのような小型端末ではこの問題が顕著になる。
昨年の検討では,広告に近付いたら隠すようにすることと,表示領域の高さが十分ではない場合は固定機能を無効にすることでこれらの問題を回避する方針を固め,復活に向けて一歩前進した。しかし,実装と調整の煩雑さに対して必要性が高まらず,ここまで実作業に至らなかった。
今回採用を決めた方式なら,調整の手間はほとんどかからず,交度も半分くらいで済みそうだ。無くてもそこまで困らない機能ではあるが,これくらい実装コストが下がれば優先順位も上げられる。
再描出フォームの輪郭選り手の変更有無で取り消しボタン(×ボタン)の装体が変わるようにした。ついでに,新規描出フォームの取り消しボタンの不具合などを修正。
前々から変更有無の表示機能を取り消しボタンに兼ねさせたいと考えていたが,昨日の開発での輪郭削除ボタンの新装体と同時にイメージがまとまった。
変更無しの場合は従来通りに,変更有りの場合は背景色を pink
,lightpink
(配灯時)にし,× を少し大きくした。表現方法は輪郭削除ボタンに合わせ,注意すべき操作であることが直感的に分かるようにした。
これまで,開いた輪郭選り手の変更有無を確認するには,ページ更新をして,下書き抜控が復元されるかを試すしかなかった。小さな変更だが,用合い上の効果は大きい。
新規描出フォームの取り消しボタンは従来通り,緑色の目立たないボタンで現状維持とした。復元ボタンもあるのでさほど注意すべき操作ではなく,悪目立ちする懸念がある。
その代わり,以前から怪しかった取り消しボタン・復元ボタン間の切り替えや下書き抜控削除のタイミングなどを調整し,おかしな挙動はだいぶ減らせた。
最近の献典整備についての意識の高まりで,デルン開発の初心を取り戻しつつある。
元々,閃きの頃から想定していたのは,あらゆる情報が縦横無尽に輪結された辞典や百科事典,諸分野の大全のようなものを作ることだった。希哲館事業発足時も,『勘報累新大全』を中心に,多くの人にとって有益な情報源を作ろうとしていた。
ところが次第に,客観的情報価値から主観的情報価値に重点が移っていった。それだけの知的な足場固めが必要だったということなのだろう。それもいったん行くところまで行き,ようやく,本来やりたかったことに目を向けられるようになった。
誰もが主観的情報価値を追求出来るようにしたのがデライトとも言えるが,それだけでは間口が狭過ぎる,ということはこれまでの市場活動で学んだ。これからは主観的情報価値を客観的情報価値に繋げる仕事が重要になる。
Twitter アカウントの削除を実行し,非常にすっきりした。また一段と身軽になった感じだ。結果的にあれが最後のツイストとなった。
ほとんど使っていなかった @KTK_bod の削除にあたって,ツイスト以前の色々なことも思い出した。ウェブ独立宣言やシンツイートのことなどすっかり忘れていた。