Wikipedia で広まった語。

要は，特殊な括弧で語を囲む，という面倒臭い作業をやりたいと思うのって，その先にある知識網とその有用性を想像するから。でもそれを想像するのって誰にでも出来ることではない。この辺，完全な初心者でも上手く誘い込む方法が必要。

今のデライトは，私が「慣れ」で輪符を貼りまくっているだけで，殆ど全ての用者にとって「面倒臭い」ものだと思います……すみません。さっきも言及したように，適当に語を波括弧で囲って後からポチポチクリックするだけで知番付け出来る機能が無いとまずいな，と思っているところです。

K#9-D657 氏の提案により，パスワードの暫定訳語として採用。

一応，「暗証」だけでもパスワード的な意味はあるのだが，多の人は耳慣れないので「番号」が付くことでやっと「番号？アンショウ？あれか」と感じる。「番号」なり「語」を付けることでイメージを補足する効果があるんだろうな。

で，なぜそんな問題が克服出来たのかというと，やはりデルンのおかげだった。デルンは，膨大な語を管理出来るようにし，文章にそれらを埋め込めるようにした。「世界初の実用的な知能増幅（IA）技術」は伊達じゃない。

歴史的現象に関する語を翻訳する時，ありがちなのは，当時の運動の担い手の心情を直訳してしまう訳し方で，これは失敗することが多い。というのも，ある社会現象に翻訳語を与えようとしている時点で我々が重視しているのはその歴史的価値なので，それを上手く表現しないといけない。