少し身体を動かすようになってからすぐ,顔色が妙に良くなった。表情も楽しそうで生き生きしている。脳爆発中も特に悪かったわけではないのだが,鏡を見るとちょっとびっくりするくらい段違いに良い。寝不足も続いているし,もう少し疲れた顔を想像していた。
やはり,運動不足に弱い体質らしい。あの規模の脳爆発を健康的に維持するのはまだ無理なのだろう。抑制して正解だった。
そろそろ脳爆発も落ち着く頃かと思ったが,また勢いを増してきた。夜には酔いのような感覚が少しあった。
気付けば夜遅くの入眠も定着しつつあるので,生活律動矯正も意識し直すことにした。
近頃感じている良い心境の変化としてもう一つ,デライト開発を「足が地に着いた仕事」として捉えられるようになっていることがある。生活と資金繰りの手段として確立しつつある。
もちろん,希哲館事業もデライト開発も最初から仕事としてしていることではあるが,構想が巨大過ぎるし,採算も生命も度外視でなければ進められたものではなかった。進歩とともに少しずつ仕事としての現実感は増してきたものの,ついこの間まで,フワフワしたところが少なからず残っていた。
今後のデライトにとって心強いことでもあるし,それだけデライトが確かな製品になっているということでもある。
再発行用メールアドレスは同じものを複数の自我で登録可能とすることにした。
出場上での重複を禁じた場合,過去に適当に登録して忘れているせいでメールアドレスが使えなくなることが考えられる。登録時には確認用 URL への握接を要求するので他人のメールアドレスを登録することは出来ないが,自分でも忘れるのはネットではよくあることだ。
この場合,メールアドレスから自我が一意に特定出来なくなるが,これは問題ないだろう。どのみち暗証語再発行手続きでは,メールアドレスから引き出せる情報は最小限にしたい。多用するものでもないので,自我知番は都度入力してもらえばいい。
自我知番を忘れた場合も想定していたものの,そこまで思い入れが無い自我を復活させたいという人も稀だろう。
K#
}{知番}{認識させる}{特定の}...