交度記法で対応言語スクリプトを動的に追加する方法についての検討で終了。
ずっと後縁で処理することを考えてきたが,動的更新を考えるといずれにせよ前縁での対応も必要になることに気付いた。前縁・後縁で別々にスクリプトの対応関係を管理することは考えたくない。
後縁では言語名の正規化・変換,前縁ではスクリプトの動的追加と役割分担させることにした。
デラングでは,文書構造と装体の記法をあえて混在させることにした。これまでも混在はしていたが,考え方として整理出来ていなかった。
HTML と CSS 的な「文書構造と装体の分離」に従って文書構造の方に徹するという考え方は,実はあまり軽標記言語には向いていない。
記法に厳密な意味を持たせ過ぎると気軽に使いにくくなるし,装体に関する記法が無いと結局誤用される。「文書構造と装体の分離」とデラングが最も重視している「直感性」はしばしば相反する。直感に従って書けば上手く文書構造と装体の分離をした変換がされる,というのが理想と言えるだろう。
例えば強調記法と太字記法のように,デラング内である程度の使い分けが出来るように設計していくべきだろう。これは実装経験を積みながら感じていたことだった。