28時までかけ,何度も書き直した Dex_T の基本設計が一応の完成をみた。
模動と応付を持てるバッファ(buf_T)のスタックを中心に,模動を切り替えながら処理を振り分けていく。これにより部区の入れ子も上手く扱うことが出来る。
最初はこのバッファを HTML 部区を抽象化したものとして扱おうとしたが,杓子定規にすると非効率に,効率的に扱おうとすると不自然な部分が出てくるため,あくまで作業用バッファと割り切り,柔軟に使えるようにした。
Dex::buf_T というのも語呂が良く,遊画用語っぽくて面白い。
デラング研究の一環として Markdown 研究も進み,Markdown の利点・欠点がよく見えてくるようになった。特に欠点の部分に関しては,最近 Markdown.pl をざっと読んでみて,技術的制約もあっただろうと推察する。
希哲前2年(2004年)の Perl といえば,ちょっとしたサブルーチンの呼び出しコストすら考えなければならない言語で,そこまで複雑なことは出来ない。
今の Cμ(C++ 相当)に比べて,その遅さは軽く100倍を越えるだろう。
当時における見通しの良さと効率性のバランスをとった結果が Markdown だったわけだ。