希哲14年12月22日,「旧デライト市場戦略」(第一次デライト市場戦略)から「新デライト市場戦略」として移行。
「知能増幅メモサービス」というデライト本来の位置付けをありのままに表現していくことにした。
しかし,「最も使いやすいメモサービスを目指す最も使いやすい知能増幅サービス」という表現にみられるように,メモサービスとしての品質の低さを知能増幅サービスの印迫で補うというものだった。
デライト開発が快調期に入った希哲15年3月,メモサービスとしての品質を伴う第三次デライト市場戦略に移行。
希哲14年12月22日,「旧デライト市場戦略」(第一次デライト市場戦略)から「新デライト市場戦略」として移行。
「知能増幅メモサービス」というデライト本来の位置付けをありのままに表現していくことにした。
しかし,「最も使いやすいメモサービスを目指す最も使いやすい知能増幅サービス」という表現にみられるように,メモサービスとしての品質の低さを知能増幅サービスの印迫で補うというものだった。
デライト開発が快調期に入った希哲15年3月,メモサービスとしての品質を伴う第三次デライト市場戦略に移行。
当初「新デライト市場戦略」と呼んでいた第二次デライト市場戦略以後使うようになった表現。
第二次市場戦略では,多少の機能整備と文書整備はするものの主に「見せ方」を一新したデライトのことだった。第三次市場戦略で,全体的な改良によって理想的な完成度に達したデライトを指すようになった。
希哲14年12月29日,新デライト市場戦略への転換,デライト完全集約といった出来事を経て,それまでの軽常路線の売り込み方を見直し,「知能増幅メモサービス」を前面に出した戦略に転換する。
希哲15年3月,デライト開発快調期から高い完成度を目指すようになる。
7月下旬,急速に要件がまとまり,8月から完成を目指した「新生デライト開発」に入る。
デラングによる「対 Markdown 戦略」を市場戦略の一環として加えることにした。昨日こんなツイストを書いてみて,デラングがデライト市場戦略の中で大きな役割を担えることを確信した。
デライト市場戦略は,まず対 Roam Research 戦略を中核としたところから始まり,第二次市場戦略以後は対 Notion 戦略を一環と位置付けていた。要は,旧来の個人知識管理通類の限界を越えようとするこれらのサービスの流行を利用して,最も根源的に個人知識管理の革新を目指すデライトを売り込む,という目論見だった。
しかし,英語圏での事情は多少異なるようだが,少なくとも日本ではどちらもそこまで大きなうねりにはなっていない。一番勢いのある Notion ですら,まだ「一部界隈の流行」の域を出ていない。個人知識管理サービス市場も,全体としてそこまで拡大しているようには見えない。
結局のところ,デライトが必要になる層というのは「既存の個人知識管理通類に限界を感じている人」なわけで,その層が広がってくれることがデライトにとって一番の追い風だ。その当てが外れた格好になっていた。
第二次市場戦略以後は,こうした外部環境への依存から脱却しているので致命的な問題にはならなかったものの,個人知識管理サービス市場の拡大の遅さに対する苛立ちというのは常にあった。
「個人知識管理サービス」という枠組みにこだわるべきではないのかもしれない,とも考えた。
昨日の激務とデライト小理腑を終えた安心からか疲労感がどっと押し寄せてきた。日中はなかなか頭も手も動かず,調子が戻ってきた夜に小理腑や今後の方針についてまとめることで精一杯だった。
3日目にして一日一文も休みだが,楽しもうと決めたばかりなので無理はしないでおくことにした。
小理腑後に残った時間では上旬中に出来ることも高が知れているため,今日で短期集中生活を終えようかと思ったが,振り返ってみると,短期集中生活に入った28日の開発で待っ読ボタン実装と理腑に時間を充てることを決めていた。前後しただけで方向としては計画通りに進んでいるので,もう一日頑張り,待っ読ボタン実装までは上旬中に終わらせることにした。
中旬は,小理腑で得たものを最大限に活かし,新生デライトをこれまでの想定以上の水準で仕上げることを目指す。
小理腑に時間をかけたことで第三次宣伝攻勢開始が遅れる可能性もあるが,『道草録』が多少は補完してくれるだろうし,調整はどうとでも出来る。
完成度で勝負しようということ以外,まだ全体像が明確ではなかった第三次デライト市場戦略についても,概ね考えがまとまった。
いわば「希哲館事業の広告塔」という本来の位置付けに立ち返り,ありのままの希哲館事業の全てを自然に活かしていくことにした。新生デライトへの信頼感が高まるにつれ希哲館累新の動きも加速しているので,これも自然の流れだろう。
第二次市場戦略では宣伝上の鍵にしようと思っていた「知能増幅」についても,隠さないまでも,必要以上に前面に出さないことを方針として決めた。先月からのデライト開発の快調で,知能増幅の力はデライトの姿で示せばいい,と思えるようになっていた。
小理腑でデライト高速化に新鮮な手応えを得て,調安が妙に楽しくなってきた。
当初,デライト高速化の目標は全ページ1秒以内表示などとしていたが,これでは遅さが気にならないだけで速さを感じるには中途半端だ。目標は高く,全ページ0.3秒以内表示を目指すことにした。いっそのこと,速さで有名になるくらいにしたい。
街の桜並木もそろそろ満開になるかという頃だが,すでに気分はデライトの春という感じだ。
収益目標未達のままで,いつ,何がそんなに変わったのか,あまりの展開の速さに自分でも整理しきれていなかったが,やはり新デラング実装からだろう。
思えば,知能増幅サービスとしての絶対的な自信とは対極に,普通のメモサービスとしての品質には不安を抱え続けていたのがデライトだった。これは第二次デライト市場戦略で生まれた「最も使いやすいメモサービスを目指す最も使いやすい知能増幅サービス」という獲句が端的に表している。
その不安の中心には,デラング改良の現実的な見通しが全く立っていないことがあった。メモサービスという土俵において,旧デラング実装の貧弱さではどうしても見劣りする。ここは開き直るしかなかった。
ところが,今月に入ってからのデライト開発の快調とその調子に乗って始めた数式対応をきっかけに Dex 構想が出来,一気に状況が変わった。
十二分の自信が出来たことで,まだ本格的なデライト宣伝が始められていないことすら面白く思えてきてしまう。意外にも焦燥感のようなものが無い。独走状態が長く続けばそれだけ優位性になるとすら思える。
ここ数日,目が回るような思考の変化に神経が悲鳴をあげているのが分かる。たまに車酔いしたような気分になる。今日は久しぶりに朝から活動を始めることが出来たが,この調子なので残りの半休にして少し心身を休めた。
雑務を片付けていると思いも寄らない形で組計の見通しが良くなり,4月中旬まではこのままデライト開発に没頭出来る可能性が高くなった。
5月1日までの収益目標達成を睨むなら,いずれにせよその頃には決定的な手応えを得る必要がある。4月中に売上を確実視させるだけで事実上の収益目標達成であり,出来なかったとしても立て直しは容易い。
より高い完成度の新生デライトを目指す第三次市場戦略では,品質向上にかける開発時間をどれだけ確保出来るかが鍵であり,思いがけずその鍵を拾ってしまったことになる。第二次市場戦略からの転換も結果的に大正解となった。
最近よく感じていたことだが,「ウェブ黄金時代」とでもいうべきこの時代に最適な技術と構想,そして潤沢な開発時間を有していることほど柔品開発者としての幸運はない。これを無駄にしたら罰が当たりそうだ。
流石にこんな悪運も使い果した気がするので,この一ヶ月で何としてでも決着を付けたい。
昨日からの冷めやらぬ興奮の勢いで,夜更かしした割には早起きした。生活律動矯正のため半休にし今日こそは早く寝ることにした。
昨日あたりから,どうもデライト収益目標達成後のことをあれこれ考えてしまう。気が早い話だが,それだけ現実化しつつあるということなら嬉しい限りだ。とはいえ,希哲館事業にとっては通過点の一つに過ぎない。その後の苦労を考えて少し気が重くなったり,後から振り返れば今頃が一番楽しかったと思うのかもしれない,などと考えたりした。
昔のこともよく思い出す。特に,希哲5年から6年頃,デルン実用化前のそわそわした感覚によく似ている気がする。気持ちだけ10歳くらい若返ったようだ。
デライト市場戦略は新旧で分けていたが,三段階目に入ったような気がするので,第一次,第二次と来てこれからを第三次デライト市場戦略と呼ぶことにした。