現状は後景一覧ページを利用している輪郭ページを出来るだけ早く,完全に切り分けることにした。ただし,用合いは共通化の方針を明確にし,あくまでも検索演心など機械向けの最適化に主眼を置く。
輪郭ページの方針は長いこと保留にしていた問題だが,15日14歩がきっかけで検討が進んだ。用合い上の差別化とは別問題として切り分けを進める点でこれまでと異なる。
無番輪符を辿った時の挙動として,まず自輪郭検索を行い,検索結果が1輪だった場合,その輪郭ページに転送することにした。これにより,よりウィキに近い使い方が出来るようになる。
最近の知番略記法についての検討で似たようなことを考えていた。Dex に必要な情報を渡す仕組みが整ったのもつい一昨日のことなので,これも第二次知番改良の副産物だ。
現状は,全輪郭検索に飛ばしているだけ。自輪郭検索にすれば自輪郭の一覧を得ることが出来るが,他自我にとっても自輪郭検索になるため,他人に見せる使い方が出来ない。Dex から自我情報を取得する手段も他自我内検索も無かったため,苦肉の策だった。
初心者にとって,輪郭間輪結のためにいちいち知番付けが必要というのは輪郭小窓以前の問題なので,出来るだけ早く実装したい。
色見本記法と,タグ記法にも応用出来る広義の「色記法」について少し進展があったのでまとめて終了。
色記法に関しては,背景色と前景色をどう表記し分けるかが課題だったが,色見本記法でどうせ %
を使うのであれば,同時指定は [fg]%[bg]
として,それぞれ [fg]%
,%[bg]
と書けるようにするのが良いかもしれない。
さらに,[fg]%
は [fg]
と略してもいいことにし,CSS との整合性を考え ;
も区切り文字として使えるようにすれば,%[bg];[fg]
のようにも書ける。色見本を %[bg]%
で書けるとすれば,%[bg];[fg]%
の短縮形ともみなせる。
この考え方なら,十分な柔軟性と明示性を持たせられそうだ。以下のような記法も概ね整合的に解釈出来る。
%black% <!-- 小さな色見本を表示 -->
%%`black` <!-- 指定内容の前に色見本を表示 -->
`black`%% <!-- 指定内容の後に色見本を表示 -->
%%`black;white`%% <!-- 大きな色見本を交度付きで表示 -->
%%black;white
白文字に黒背景
%%
<{white%black}>白文字に黒背景</>
<{white;%black}>白文字に黒背景</>
<{%black;white}>白文字に黒背景</>
<{black}>黒文字</>
<{black%}>黒文字</>
<{%black}>黒背景</>
ただ,まだ確信には至っていない。もう少し煮詰める必要がある。
色見本記法がどれだけ必要とされるかは分からないが,デライト装体調整に有用なことは間違いないので出来るだけ早くまとめたい。
今日の開発では仕様検討,実作業ともによく捗ったが,夕方頃まで気分がもやもやしていた。
ここ数日,新生デライト像が完成に近付くにつれ気分が重苦しくなり,悪い意味で緊張がほぐれないと感じていた。生活律動矯正の停滞にも表れているが,今日は全知検索の仕様検討が進んだことでそれが限界に達したようだった。
新生デライトの要件や仕様がまとまってきたことは当然ながらデライト開発にとって大きな進歩だ。死角がなくなり,手戻りは最小化しやすく,連鎖的な課題解消も狙いやすくなる。全体最適化は間違いなく進んでいる。しかし,なぜか単純に喜べなかった。
新生デライト開発が長期化することで,収益目標達成が困難になるような想定を更新出来ていなかったからだと,よく考えてみて気付いた。
直近の想定では,8月中に出来るだけ早く新生デライトを概ね完成させ,第四次宣伝攻勢を始め,9月中頃の収益目標達成を目論んでいた。新生デライトの要件が長大化し続けたことでこれが極めて厳しい目標になっていた。
昨日の日記にも近いことを書いているが,もはやこの順序にこだわるべきではないのだろう。今となっては,付徴追加の報告やツイストなど,作業の合間に出来る時間対効果の高いデライト宣伝で8月中の収益目標達成,9月中頃に新生デライトの完成,という方がよほど現実的に思える。視点を変えてみれば,むしろ収益目標達成に近付いている。