キーボード記法に関しては,改めて [_X_]
記法を中心にしていく方針で再確定した。また,[_X_] + [_Y_]
を一つの記法として扱うことも明確化した。
[_X_]
記法を導入して一件落着かと思ったキーボード記法だが,その後,少し迷いが生じていた。
この記法がボタンらしく見え過ぎるせいで,ウィジェットのボタンにも応用出来る「ボタン記法」のようなものも可能なのではないかという欲が出てしまっていた(AsciiDoc にはボタンやメニューを表現出来るマクロがある)。それが可能なら,[_X_]
をキーボード記法とすべきではないかもしれない,という気がした。
ただ,[_X_]
をキーボード記法を一般化した「ボタン記法」にしようかと考えてみたところで,そもそも千差万別の外観を持つウィジェットボタンを抽象的に表現出来る装体が存在しないことに気付いて廃案となった。確かに記号としてみるとボタンらしいのだが,ボタンらしい装体を付けようとすると全くイメージと違うものになってしまう。これではあまり意味が無い。あくまでも言語的に扱うか,視覚的に扱いたければ画像素材を行内埋め込み記法で挿入するのが適切だろう。
そう考えると,キーボードのキーに使う装体がキーの記号としてちゃんと機能するのは特殊な例だ。