希哲館標準(KiTetuKan Standards,KTK-STD)とは,希哲館の運用規則のうち,標準規格として公開されたものの総体である。
各規格は KTK #XXXX という形で参照される。
希哲館創立の年である2007年(平成19年)を元年とする紀元。希紀。希哲8年から宇田川が私的に用い始め,やがて希哲館事業における標準的な紀年法となった。
Synx Filesystem Hierarchy Standard
旧称 KFHS: Knower Filesystem Hierarchy Stadndard
Synx ファイルシステム階層標準
KN_DIR_RT = /kn/
KN_DIR_HM = ~/kn/
KN_DIR_HID = .kn/
_kn/
– icl/
– pkg/
– log/
– env/
– skl/
Kitetu Time
2つの32ビット整数で希哲紀元における UTC 希哲零年(2006年)1月1日0時0分0秒からの経過秒数を数える時刻表現。
32ビットは古いシステムでも扱いやすく,C の int 型のように環境依存のデータ型でも欠落の危険性が少ないこと,文脈によっては片方を省略しても十分な精度で扱えることから32ビット整数の組を用いる。例外として,64ビット整数を正しく扱えることが保証されている環境であれば,64ビットにまとめてしまっても良い。
秒数を表わす符号付き32ビット整数 (x) と,その循環回数を表す符号付き32ビット整数 (y_n) を用い,正負で希哲後・希哲前を判別する。経過時間は (2^31)*(y_1+y_2...)+x で表現できる。符号は全て一致していなければならない。理論上,未来永劫使用出来る。
希哲時刻0秒(希哲零年1月1日0時0分0秒)は Unix 時刻で11憶3607万3600秒(1,136,073,600秒)であるため,Unix 時刻からこれを引けば希哲時刻が得られる。
希哲時刻では,閏秒を考慮しない値と閏秒を考慮した値を明確に使い分ける。
小数式であり,0.2 は 0.12 よりも大きい。実数として表現できるため比較やソートも容易で,柔軟。整数部を大版号(メジャーバージョン)とし,小数点以下は順に第一小版号,第二小版号……と呼ぶ。
希哲館版号法では差別化の意図も込めて原則的に「〜号」(v〜)を使う。英語では数字だけを表記する例が多いので,これを逆手に取る。場合によっては省略してもいい。
少数式を採用するのは,単純化のため。二点式は小規模プロジェクトではかえって冗長になりやすい。数字を一つの . で区切る場合,一般的に実数と捉えるのが直感的でもある。
通常規模の想品なら0.1号(2015年2月10日より整理。以前は0.01号)から始めるが,規模に合わせて柔軟に調整できる。0.01号などではなく0.1号から始めるのは,少数式であれば自由に細分化出来るため,あらかじめ桁を取っておく必要がないから。1.0号を正式初版とし,初期の開発途上版に付けられる。
以下のように,数値に特定の文字を加えて意味を分けるという規則を定めていたことがあったが,煩雑なので無実化した。2015年2月10日,正式に規則としては廃止。かわりに,開発実態に合わせ任意のラテン文字を併記し支流を分類出来ることにした。ラテン文字を省略した場合は本流とみなせる。
s(秘)= 秘密版,機密版(secrecy)公開度 0
c(共)= 共同版(外部開発者に公開しているもの,cooperative)公開度 1
x(試)= 試験版(experiment)公開度 2
o(公)= 公式版(official)公開度 3,記号は省略可能
公式が 0.* ではおかしいので原則として 1.0 からにする(2012/04/16)
表記例:"ver. o1.0" "公 1.0 号"