
{希哲14年12月26日の日記 K#F85E/A-E74C-0D3C}

{希哲14年11月10日の日記 K#F85E/A-E74C-7B7B}
諸々整理して一息つけるようになってきたため,今日は一日じっくり、ここ数日の諸記録を埋めながら今後について考えることにした。デライト宣伝も全く出来ない日が続いてしまったため,今日から毎日1歩分でも必ず時間を割くことにした。
また,今後の正しい計画策定のため,第一次総括から2年あまりの歩みをまとめ,これを「第二次総括」と呼ぶことにした。第一次総括同様,何日かかるか分からないが納得行くまで続ける。
そんなことを考えていた正午頃,叔父について悪い報せを受けた。ここ数年,妙に自分や周囲にとって都合の良いことばかり起きるので,そろそろ不幸が訪れるのではないかとかえって不安だったが,いよいよ来たか,と思った。それと同時に,デライトの成功,ひいては希哲館事業の成功を急がなければならないもう一つの理由を思い出した。
ここ最近,希哲館創立13周年を過ぎ,米大統領選挙も誰が勝ったとも言えないまま一応終わり,デライトの成功を急がなければならない理由を見失っていた。
用合い改良の山場を越えたことで太く短く時間を投入しなければならない作業はほぼ無くなり,細く長く継続していくことが重要な段階に入ったという感覚もあった。
普通,事業が収益化を急ぐのは存続に関わるからだが,デライトの超高効率運用なら十年でも五十年でも,私が生きている限り存続させることは難しくない。そういう意味で,デライトの成功も時間の問題には違いなかった。
それにもかかわらず,短期決戦から持久戦への移行を決断することは出来なかった。何か忘れているような,引っかかりがあった。件の報せを受けたとき,それが何だったのか突き付けられたような気分だった。私が成功を急いでいたのは,大義名分のためばかりではない。その前に死んでほしくない人が多い。
今のデライトの状況なら,目標期限を短かく設定すれば早期成功の可能性は高まるが,その代わり確実性は低くなる。一年後を見据えるか十年後を見据えるかで時間の使い方も変わってくる。健康上直ちに問題にならない程度に睡眠時間を調整するだけでも一日あたり数時間変わるだろう。
デライトの成功が十分な確実性と早さで期待出来る期限を考えた時,あと1年,キリのいいところで希哲館創立14周年となる希哲15年11月1日が最も妥当な線として思い浮かんだ。
離立から2年以内なら「ダーウィンの海短期攻略作戦」という白熊作戦の趣旨も辛うじて保てる。とりあえずはこれで短期決戦路線を維持することにした。

{希哲14年10月28日の日記 K#F85E/A-E74C-F9A3}
昨日は29日に結論を出すつもりだったが,一日じっくり考え,月内のデライト収益化は無理と判断,年内までの延長戦に備えることを決めた。
20日に第二次宣伝攻勢を開始してから一週間で,それまで感じていた「最後の壁」に小さな穴があいた。それ以前よりずっと深く声が届いているのは間違いない。
しかし,想像していた壁とはどうも「材質」が違うのではないか,という気がしていた。穴をあければ亀裂が広がって崩れ落ちるような壁を想像していたが,小さな穴が綺麗にあいた感じで,分厚い粘土のようだ。この穴を広げるには時間が必要かもしれない。
未達の要因として,用合い改良が当初見込みより1ヶ月以上長引いたことは当然大きい。これ自体は必要なことだったと思えるが,かといって組計が狂わないわけはない。
最初から長い目で見て悠長に構えていれば,いまデライトがこの早さでこの品質に達していなかっただろう。こういう場合,必要なのは後悔でも反省でもなく的確かつ迅速な軌道修正だ。
宣伝には時間以上に「期間」が重要であるということもデライト宣伝を通じて体で学んだ。毎日12時間の宣伝を1週間続けるより,毎日3時間の宣伝を4週間続けた方が効果的だ。
その意味で宣伝期間不足だったのも否めない。振り返ってみて自分で驚いたが,8月13日のデライト実質離立(離立補完終結)からまだ3ヶ月も経っていない。そのうち,用合い改良で停止していた1ヶ月ちょっとを引けば,これまでの宣伝期間は1ヶ月半だ。体験が濃密過ぎて全くそんな気がしなかった。
一日の中で十分な時間対効果が望める宣伝時間帯は限られているため,時間だけあっても持て余してしまう。開発には時間があるに越したことはないが,集客出来ていない状態で開発を進めても,誰も使わない機能に時間をかけることになってしまう。
宣伝停止中の用合い改良のように,全ての時間を投じて一刻も早く終わらせなければならない作業は今後ほぼ必要ないだろう。つまり,これからは少し時間が余ることになる。
毎日必要十分な改良作業と一定時間の宣伝を継続し,余った時間は資金調達などに使う。これでデライト収益化は達成出来る段階に来ている。穴の広がりが遅いのも,安定拡大戦略の観点からはむしろ好都合かもしれない。
用合い改良による「最後の壁貫通」を最大の収穫として,先月16日からの短期集中生活も解除することにした。今のところ体調に問題はないものの,これ以上こんな生活を続けるわけにもいかない。心地良かった焦燥がここ数日で気持ち悪いものになってきているのも感じていた。このあたりが限度だろう。
明日からは野暮用で夜となく昼となく奔走することになるので完全に生活律動を取り戻すことは難しいだろうが,可能な限り元の生活に近付ける努力をしていく。

{希哲14年10月27日の開発 K#F85E/A-E74C-BCDD}

{希哲14年10月25日の日記 K#F85E/A-E74C-74CB}
22日の日記にも記しているが,やはりデライト宣伝の感触がデライト用合い改良以前と第二次宣伝攻勢以後ではかなり違うように感じられる。
用合い改良以前は,「面白そう」という反応を得ることが多かった。これはもちろん嬉しいことではあったが,微妙に距離のある表現でもあり,8月25日の日記や9月9日の日記にも違和感を記していた。
第二次宣伝攻勢を始めてからは,直接的な働きかけより解説文などに時間をかけていることもあるが,表面的な反応は不安になってしまうほど減った。その代わり,実際に投稿してくれる人が増えた。
やはり,「面白そう」というのは入り口の手前で引き返す時に残していく言葉だったのだろう。今は好むにせよ嫌うにせよ,いったん奥まで来てくれている気がする。

{希哲14年10月25日の開発 K#F85E/A-E74C-EA06}

{希哲14年10月25日10歩 K#F85E/A-E74C-5933}

{希哲14年10月20日のデライト運営 K#F85E/A-5B28-1C89}
