いったん事務的な用事を片付け,来月までの見通しを良くし,作業に集中出来ると思ったところで耳を疑うような事件が起きた。
流石に少し手が止まったが,なんとか描写渡括実装を一段落させた。また情報遮断が必要になりそうだ。
12日の脳爆発を引きずってまだ脳疲労感が残っていた。一ヶ月分にも相当するであろう収穫だったのだから仕方ないと,気分転換も兼ねて,半年ほど放置していた Aejs 整備を再開してみることにした。
まずは交度の見直しと軽く違了修正程度出来ればいいと始めたものの,驚くべきことに,作業の続きがよく捗った。これだけ間があくと,作業方針を思い出すのと再整理に時間がかかるのではないかと思っていたが,むしろ中断前より捗った気がする。この半年間での環境整備や設計方針の洗練,知見の蓄積がそれだけ大きかったのだろう。当時は,ゆとりがなく混沌とした状況でもあった。
金風で中断してからなかなか再開出来ず,中途半端な状態で出振るいも出来ず,前縁周りの作業が非常に進めにくい状況ではあったが,この間の収穫を考えれば仕方ないと思っていた。設計面・仕様面での変化も小さくなかったので,再修正の手間も省けた。唯一の懸念だった作業再開にかかる負担が全くと言っていいほど無かったのだから,仕方ないどころか大正解だったと言うべきだろう。
Aejs 整備の中断経緯について記録を振り返っている内に,もう一つの放置課題だった KNEST 隠し実装についても再整理が急速に進んだ。
輪郭選り手抜控機能整備がなかなか進まなかったことで Aejs 整備に入ったのが昨年9月9日だった。14日11歩を最後にそれも止まり,代わりに HTML 隠し実装からの KNEST 隠し実装に重点を移すことにした。頭の整理をしているうちに18日になり,金風が起きた。以後は何度か再開を試みているが継続出来ず,そのまま第二次快調期に突入した。
金風があまりに大きい出来事だったので,このあたりで記憶が分断されている感覚がずっとあった。特に Aejs 整備と KNEST 隠し実装は,第二次快調期でも置き去りになっていた部分で心残りだった。第四次宣伝攻勢に向けて新生デライト開発も佳境というところで二つの強力な武器を上手く取り戻せた。言うまでもなく,極めて大きな収穫だ。
今日は疲労回復のため休みにしたが,次回の陶練からランニングを再開することにした。
見出しは段落よりも横幅を両端0.5remずつ広げ,区切り線(<hr>
)は段落よりも0.5remずつ狭めることにした(見出しと区切り線装体・幅調整後)。
当初,見出しの下線と区切り線を見分けやすくするために,区切り線の両端を1emずつ狭める形にしかけたが,試しに出振るいしてみたこの形が想像以上にしっくり来たので,基本方針として採用してしまうことにした。
段落に対して僅かに字上げするような見出し装体は昔から気に入っていて,現状でも「はじめに」などのデライト文書の <h2>
は1em,<h3>
は0.5em字上げされている(長らく更新していないため描写内見出しとは全体的に乖離している)。月庭でどうしていたか忘れたが,特に理由がなければ似たような装体を採用していたはずだ。
やはり,見出しが直感的に把握しやすいのが大きな利点だが,描写内見出しに採用出来なかった理由として,無駄な余白が生じやすいという領当て上の問題が大きかった。特に,諸場対応から強く意識するようになった幅狭領当てでは小さくない問題だった。
今回の実験で意外だったのは,全ての描写内見出しを0.5remずらすだけでも十分な視覚効果が得られたことだった。これなら,他の装体はそのままに,見出し装体のマージンを削るだけで一応実現出来る。
ここのところ睡眠不足が続いていたが,久しぶりによく眠り,起きたのが正午近くだった。
良い方に状況が一変した金風から1ヶ月近く経つ。最初は狐につままれたような感じだったが,状況が飲み込めてくるにつれそわそわしていた。そんな気持ちもだいぶ落ち着いてきた。気付けば,最高の環境どころではない最高中の最高の環境で,知能増幅技術による人類知の更新という最高中の最高の仕事に臨めるようになっているのだから,その意味では夢が叶っている。
そのつもりは無かったが,新生デライト開発は小休止状態になっている。これだけ大きな状況の変化に対応するには長くない時間だった。この1ヶ月での環境の変わりようを考えれば,取り返すのにそう時間はかからないだろう。
ちょうど明後日が2回目のワクチン接種で,翌18日が金風から30日目の月曜日だ。もう少し整理したいこともあるので,18日から新生デライト開発を再開出来るように調整することにした。