デライト開発は高進捗ながら24時前には切り上げることが出来,理想に近い一日だった。
課題だったデライトの数式対応が一応実現し,何気なく始めた作業だったが意外にも色々な思いが込み上げてきた。
異常な数学好きの父の影響で数学の研究基盤を創りたいという思いは昔からあり,希哲元年には Org-Mode の組み込み LaTeX について解説文を書いたりしていた。
それからデライトにいたるまで開発の方に時間を取られ,ほとんど数学知識は蓄積出来なかった。十何年もの時を経て,ようやくやりたかったことの一つと繋がったわけだ。
そもそもデライトの設計も,その原点である輪郭法も,非常に数学的な感性と思考によるものだとは感じていた。デライトと数学の親和性は高いはずだ。