そして,一夫多妻制はすでに非効率過ぎる。男性が多数の妻で欲求を満たそうと思ったら大奥並の規模が必要になる。それよりは,仮想性交と精子バンクを組み合わせる方が効率的に欲求を満たせるし,面倒を見る必要の無い子供が大勢作れる。妻の理解は必要になるが,一夫一妻とも両立出来るだろう。私はやりたくないが。
{あれ K#F85E/5B28-1DEE}
宇田川浩行{モルモン教 K#F85E/34DC}
宇田川浩行1830年,ジョセフ・スミス・ジュニアによって創始。Mormonism。
指導者
ジョセフ・スミス・ジュニア(1805-'44, 創始者)。1844年,イリノイ州で暴徒により殺害。
ブリガム・ヤング(1801-'77, 二代目)。モルモン開拓者を指導,ソルトレイクシティを建設。初代ユタ州知事となる。
教会
末日聖徒イエス・キリスト教会。
英名:The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints
通称:LDS Church, Mormon Church
聖典
『モルモン書』(英: Book of Mormon)。モルモン教の異名は本書に登場する預言者モルモンに因む。
慣習
飲酒・喫煙・カフェインの摂取を禁止。
婚前交渉・中絶・正当な理由なき離婚の禁止。
一夫多妻制。1890年,自主的に一夫多妻制を中止。
収入の十分の一を教会に収める。
{悲しき熱帯 K#F85E/FD89}
宇田川浩行『悲しき熱帯』(原題・仏語:Tristes Tropiques,1955年)は,クロード・レヴィ=ストロースの著作である。
部族の社会契約
ナンビクワラ族の観察を経て,首長が物質的な貧しさと激務の責任を負っていることから,部族が「同意」と「契約」の上に首長に妻を多くもつ権利を与えていることを発見し,そのような契約は社会の付属要素としてではなく社会を構成している主要素である,とする。
しかし,部族を主導する首長に一夫多妻の権利を与えていても,部族の人間は一般に首長の座を望まない。そこに,責任感や裁量権をもつことに対する意識の個人差があり,これを進んで負おうとする人間がいることで,部族社会は保たれている。
交換の抽象化
部族の一夫多妻制についての考察で,集団の個々の人間が女性を首長に対して贈与しているのだが,首長はその個人にではなく集団に対して包括的な責任を負っており,原始的社会においても,個人対個人の交換を超えて,首長とその部族,という社会観念が生まれていることを指摘している。