通信においては,日本のポケットベルや PHS,携帯電話で機種依存文字として発達し,Unicode 6.0(希哲4年・2010年〜)で対応されたことにより世界的に普及,現在では日本国外でも「エモジ」という言葉で広く認知されている。
矢印や星印など,伝統的に使われてきた記号にも絵のように見えるものはあるが,絵文字は図案表現の自由度が高く,色情報を持つなどの点で異なり,より具象的な表現に適する。Unicode によって符号としては概ね共通化されたものの,その性質上,表現としては閲覧環境(フォント)への依存度が高いという欠点もある。
Unicode 絵文字の注意点
同じ意図とみなせる絵文字と非絵文字記号は同一符号点に割り当てられている場合(※)があり,どちらが優先されるかは環境によって異なる。この場合は異体選択子でどちらかを選択することが出来るが,環境によってはそれも意図通りにならない場合がある。