調子は良かったが,夜には若干疲労感があったため陶練の再開はお預け。
しかし,ぼんやり考え事をしていたらまた夜更かししてしまった。
無理をしないと書いたそばから,調子が良いを通り越して過熱気味で,また寝るのが遅くなってしまった。
開発では輪郭選り手の改良に熱中し,輪郭整備もまたお預けとなった。ただ,描出効率の大きな向上が見込める改良となり,今後の輪郭整備を考えればむしろ良かった。きっかけは昨日の開発での不具合修正で,これも怪我の功名だった。
輪郭選り手改良に意識が向いたのは,最近,執筆環境としてのデライトへの期待が高まっていたからかもしれない。もちろん,デライト文書整備が念頭にある。
デライトの完全な成功までの「最後の壁」だと思っていたものを突破しては次の壁にぶつかるということを繰り返してきたので,“その時”が来るまで,結局何が「最後の壁」なのかは分からないだろう。
用者が大きく増えないままデライトが進歩し,洗練されるたびに不思議な感覚を覚えてきた。こんなに凄いものをこんなに少人数で使っていることに,罪悪感に近いものを覚える。隠しているわけでもないのに独占しているみたいだ。事実,デライトほど構想的・技術的に高度で,高品質で,なおかつ無名なサービスは他に無いだろう。
現在のデライトを俯瞰した時,明らかに欠けている大きな部分はもはや一つしかない。それが“文書”だ。
正式離立から適当な状態のまま,ほとんど手を入れていないデライト文書の整備を遅らせてきたことには,修正回数を最小限に抑えるという戦略的な理由があった。実際,ここまでのデライトの急激な変化にいちいち文書を追随させていたら,デライト開発自体がここまでの速さで進んでいないだろう。第二次快調期と第四次宣伝攻勢を経て,安定感が出てきた今が一番効率的・効果的に文書整備を進められる時期なのは間違いない。
新生デライト開発の再開を機に,明日から朝の日課(朝の輪郭整備・朝の一日一文)も再開することにした。律動的集中生活に入る前の生活様式に戻ることになる。
ネット環境整備についてなど溜まったまとめ作業を片付けてから開発に入ろうと思っていたが,ふと思い立ってドメイン名管理方針検討に入ったことで思いのほか消耗し,新生デライト開発の再開はお預けとなった。
公式に運用するドメイン名を kitetu.com と kitetsu.com のみに絞り込む「ドメイン名完全集約」の方針を決定した。詳しいことは後でその輪郭にまとめることにした。
途中,昨日から急激に冷え込んできたので風邪でも引いたかと思うくらいに気持ち悪くなったが,どうもそれだけ重い問題だったようだ。
ドメイン名は希哲館事業最初期から戦略的に重要な問題であり,希哲館事業の歴史とは切り離せない関係にある。振り返れば本当に色々な試行錯誤をしてきたので,色々なことを思い出してしまうし,考え込んでしまった。全ては kitetu.com へのドメイン名統一までに必要な寄り道だったのだろうと思う。
ドメイン名完全集約を決めたことでまた一つ重荷を下ろせた。これも開発上の収穫と言えなくもないので良しとする。