デライトの HTTP/3 対応についての再検討で終了。
導入は簡単そうだが,まだ逆効果になる場合も少なくないようでちょっと迷った。低品質な通信環境に強いなど総合的な利点は大きいので,全体最適化を期待して近いうちに導入実験をしてみることにした。
導入は簡単そうだと思ったが,nginx ではまだプレビュー版らしく備立の管理が面倒臭そうだった。本体に取り込まれるのを待つべきか。
日曜日なので半休にして,のんびり15日分のまとめでも片付けようと思ったが,想像以上に時間がかかった(最後の24歩)。
よくあることだが,描き出してみて初めて膨大な思考量だったことが分かる。
デラング的転回の後,デライト市場戦略におけるデラングの重要性が一気に高まったことで,「デラング」の検索語としての利点に気付いた。
いま Google 検索してみると,外国の地図と「もしかして」が表示されてしまっているが,一応最上位になっている("デラング" の Google 検索結果)。この調子なら間もなく独占出来そうだ。さほど期待していなかったので棚から牡丹餅みたいなものだが,第四次デライト市場戦略への期待がさらに高まった。
他方,もっと長く多用してきた「デライト」や「デルン」の方は完全に埋もれてしまっている。
「デライト」に関しては,「デライト メモ」のように検索すれば最上位に出てくる。そもそも普通のカタカナ英語なので,埋もれやすいことを想定して「なんでもメモ、デライト」という獲句を考えたのだが,それにしても「デライト」単独での上昇が思ったより遅い。認知度の高い固有名詞が無いからそこまで上位表示は難しくないだろうと思ったが,中小規模の用例が意外に多い。将来的にはともかく,立ち上がりには厳しい検索語だった。
「デルン」の方は,あえて耳慣れないように造語したのだからすぐ独占出来るだろうと思っていたが,10年以上使っていて全く上位表示されなかった。よくよく検索結果を観察してみると,どうも語に部分一致するページが多い。耳慣れな過ぎて,そもそも単独の語として認識されていないようにすら見える。短さも裏目に出たか。
サイト全体への検索流入は良好に推移してきただけに,逆効果になる可能性を考えると下手に作為的な SEO も出来なかった。単純に Google 検索してみると,「デライト」で136万件,「デルン」で20万件弱,「デラング」で2,400件と,見事に桁が違う。結局,競合が想定より多かった上に,雑多なページが膨大にあるせいで評価が分散したのが原因だったのだろう。
デラングが図らずも三度目の正直になったが,ここまで検索に強い商標を作るのが難しいことだとは思わなかった。市場戦略的なことを考えて作り込んだ「デルン」や「デライト」よりも,語感が良く使いやすいというだけで使い始めた「デラング」の方が強いのも皮肉だ。
黄金週間を経て,デライト第三次宣伝攻勢も軌道に乗ってきた感がある。
デライト開発は3月から“快調期”に入り,4月下旬までは宣伝を控え目にして開発に専念していた。年度替わりで忙しい人が多く,新しいことはなかなか試されない時期でもあったので丁度良かった。
このあいだまでデライト収益目標達成の必達期限を5月1日に設定していたこともあり,先の黄金週間は,第三次宣伝攻勢にとって「決戦」に近い意味を持っていた。ひょんなことからもう少し時間が出来ることになって,結果的に「前哨戦」とでも言うべきものになった。
その前哨戦で再確認したのが,デライトの“掴み”の良さだった。デライトは,最初だけ妙に面白がってもらえる。宣伝をしていても,その掴みの良さに少し驚くことがある。サービスの新規性を考えると,奇跡的とすら言えるかもしれない。
もっとも,これに気付いたのは昨日や今日ではなく,最初からだ。デライトが宣伝を止めたり再開したりを繰り返していることはこの前の一日一文で書いたが,こんなことをする必要があるのも,宣伝に対する反応が良過ぎるからだ。
昨年2月13日,「正式離立」としてデライト宣伝を始めたものの,こんな珍奇なサービスなので,反応を得るまでには相当な時間がかかるだろう,と思っていた。ところが,どうも「面白そう」と思ってくれる人が多かったようで,宣伝すれば意外とすぐ反応があった。
来てくれるのは無論ありがたかったが,当時のデライトは,今のデライトとは比べ物にならないほど貧弱で,使い勝手以前に,まともに動くのかどうかすら怪しかった。当分誰も来ないだろうと高を括っていた私も,流石にこれは不味いと感じ始めた。粗悪過ぎる状態では宣伝が逆効果になりかねないし,何より,折角期待して来てくれる人に申し訳なかった。
間もなくデライトは宣伝停止状態に入り,「離立補完」と呼ぶ作業を始めた。その目標は,「正式離立後まもなく停止していた宣伝を再開出来る品質を満たすこと」だった。
黄金週間中のデライト宣伝でも,この掴みの良さは健在だった。途中,車の両輪で進めている高速化作業がやや遅れていたため,宣伝の方を抑制したくらいだ。
まだまだ「面白そう」から「面白い」までには距離があり,多くの人が「分かりにくい」と脱落してしまうのがデライトの現状だ。それでも,面白そうと思ってもらいやすいことはデライトの武器なのだと思う。そこが駄目なら何も始まらないのだから。
希望を持って努力を続けていこう,と改めて思えた黄金週間だった。
dg_kno
}{希哲14年8月16日の開発}{8MB}{分割数}{分割挿入}{希哲14年8月16日の進捗時限}{希哲14年8月16日の進捗}{希哲14年8月16日}(30)デライト正式離立から間もなく宣伝を停止していることは極めて感覚的な判断だったが,先月10日にはデライト離立補完を「正式離立後間もなく停止していた宣伝を再開出来る品質を満たすこと」と定義しているように,宣伝効果と品質との不釣り合いを感じていたことによる。
自分で思っていた以上にデライトへの食い付きが良かったせいで,宣伝が逆効果になることを懸念した。裏を返せば,デライトは十分売れるということでもある。
この方針はとりあえず「デライト宣伝遅来」と名付けて改めて継続することにした。
また,昨日から考えていたデライト周辺調査を本格的に始めることにした。デライトの周辺的な技術やサービスを網羅的に研究してみたい。それ自体が宣伝にもなる。
これまでは定期的に情報収集して概要程度の情報を把握するに留めていたため,これからは試用して細部の評価にも踏み込みたい。
デライト以前にも一度市場調査らしきことはしているが,SNS 戦略も転換した今だから出来ることも多々あるだろう。
振り返れば,デルンの実用化直後に試みた「百網指帰」に近いことかもしれない。
今日はふと思い立って Twitter アカウントの整理を始め,@Hiro_twst に顔写真や執務長自己紹介文を載せたりした。これでツイスト用のアカウントは一見それなりになった。
デライト離立補完を終えるまで大々的な宣伝は逆効果になるという判断から, @Dlt_jp でのツイートはデライト正式離立から間もなく停止しているが,その間に宣伝機会を失なっているという問題があった。『希哲辞典』はあるが,これは単体でそれほどウケがいいものではない。
そこで,@Hiro_twst を一種のバッファとして有効利用出来そうなことに気付いた。
Twitter とのツイストであれば,フォロー0でただ流しているだけでもそれなりに宣伝効果はあるため,また以前のように1日10ツイスト以上を目安に流すことを心がけ,目に触れる機会を増やしたい。これで注目を集めておけば,流入をある程度管理しながらデライトの宣伝に繋げることが出来る。
今日はこんなことをあれこれ試行錯誤していたら開発の時間が無くなってしまったが,収穫は大きかった。
他には,私自身の性格の一面を表すのに「言語潔癖症」という表現を見つけたことくらいか。これは寝起にふと思いついた言葉だが,我ながら言い得て妙だと思った。