実は、デライトにお越し頂いた方のほとんどは他の個人知識管理サービス利用経験があり、Scrapbox はその中でも一番多いかもしれません。道を開拓してくれた偉大な先達として他サービスへの敬意は抱きつつ、関係者の度量を信頼して率直な議論を進めていきたいと思います。

これは Scrapbox 上で起こっている議論の一例としてさきほどデライト上で教えて頂いたのですが、N10K 問題に関してもデライトに関しても純粋に興味を持って頂いているようで、ユーザーの方の知的好奇心と寛容さには頭が下がります。

https://scrapbox.io/villagepump/Scrapbox%E3%81%AE10000%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AE%E5%A3%81

さて、思わぬ話題性を持ってしまった「一般的な個人知識管理サービス（Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等々）では、1万ページあたりで限界に近付く」説について、またダラダラ書いていきます。明日の昼にはまとめられるよう頑張ります。

https://twitter.com/Dlt_jp/status/1331440361869242370

一般的な個人知識管理サービス（Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等々）では、1万ページあたりで限界に近付きますが、デライトは100万どころか1,000万ページ以上の情報を扱えるように設計されています。

ここまでは現状の整理です。最近このアカウントで語っていることは、（一部とはいえ）ウケが良い Notion に対して、Roam Research や Scrapbox のようなネットワーク指向サービスは理解されにくい、という話から始まっています。どちらかといえば後者よりのデライトにも同じ課題があります。

なお、ここでいう「個人知識管理（PKM）サービス」は、Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox 等々、実態として個人の知識管理のために選ばれているサービスを指す便宜上の用語です。

Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox等々、この種のサービスをデライトでは「個人知識管理サービス」と呼んでいますが、この分野で最大規模の Evernote は2億人以上のユーザーがいると言われています。しかし、それでもまだ小さいと考えています。

Evernote、OneNote、Google Keep、Notion、WorkFlowy、Dynalist、Roam Research、Scrapbox等々、この手のサービスをデライトでは便宜上「個人知識管理サービス」と呼んでいますが、SNS くらい広まっていい分野だと思います。

Scrapbox は新感覚のウィキというのが公式の立場、Roam Research はウィキとアウトライナーを合体させたような物です。デライトはそういう説明が全く出来ません。他の何でもない、根底の概念から独自に作り上げられた、デライトとしか呼べないものがデライトです。世界的に見てもかなり特殊な例です。

Notion はユーザーが求めているものを直接的に提供してくれるけど、Roam Research や Scrapbox は違って距離があるよね、という話でいうと、実は Notion の対極にあるのがデライトです。デライトに比べれば Roam も SB もカワイイものなんですよね……。