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デライトは、見ての通り日本語を重視しています。開発者は日本生まれ日本育ちの日本人ですし、日本から世界に向けてデライトを育てていきたいと考えています。そこで進めてきたのが、現代日本語の大きな問題である「カタカナ（外来語）依存症」を克服するための翻訳語整備です。

ただこれも、広く使われるにはちょっと新し過ぎるかもしれません……。今のところ、日本語の情報もほとんどありません。

このご時世、日本人も英語に合わせた物の考え方をしがちです。製品を最初から英語仕様で作ることも珍しくなくなりました。その時点で我々は英語圏の人々に負けていることになります。日本から世界を変えるような製品が生まれるのは、日本語の力を活かせた時です。世界に日本語を広めればいいのです。

希哲館もデライトも、日本と日本語を最も重視しています。開発者は日本生まれ日本育ちの日本人です。最も深い思考が出来るのは母語である日本語です。そこから輪郭法も生まれました。英語に対する引け目は全くないので、重要なことは全て日本語で語ります。でなければ日本から世界一は生み出せません。

実際、希哲館は「知恵の館」の如く翻訳に力を注ぎ、日本語で消化不良になっていた数多くの外来語を訳してきました。これは「希哲館訳語」といい、日本語史上最大の翻訳語体系になっています。これもデライトの技術がなければ不可能なことでした。一部は以下で閲覧出来ます。

https://dict.kitetu.com

デライト上でツイートの原稿を書き、Twitter にコピペするという手法があり、これを「ツイスト」と呼んでいます。デライトの蓄積力と Twitter の発信力をより合わせる（ツイストする）という意味ですが、少し難しい日本語では「綯（な）う」とも言えます。

デライトは、ウィキのようなネットワーク構造とアウトライナーのような階層構造を融合した「輪郭構造」の全く新しいメモサービスです。完全日本語、パスワードだけで登録可、ずっと無料で使えます。「Twitter はメモ帳代わり」という方にも感覚が似ているのでオススメです。

https://dlt.kitetu.com

こうしてみると、デライトが不思議な印象を与えるのも分かる気がします。日本語や日本の伝統的な意匠を取り入れた「半和風」な感じはこの業界では珍しいと思います。デライトのデザインについてはまだ色々あるのですが、今日はこのあたりで。

デライトのロゴは「デライト」の「デ」から文字が包まれるようなデザインになっています。これも輪郭を表現したものです。この種のサービスでは珍しく、デライトは日本語を重視しているため、Delite ではなくカタカナ表記にこだわっています。