{デザイン K#9-C7C6/A-2131}

デライトは、構想・技術・コンテンツ・デザイン……あらゆる面で良くも悪くも世界一独自性の高いサービスではあると思います。良く言えば面白い、悪く言えば訳が分からない……。

https://twitter.com/Dlt_jp/status/1319115307412115456

これは非常に興味深い気付きでした。というのも、デライトはデザインの初期からこうした紙的な発想を排することを意識してきたからです。ここでは分かりやすさのため「ページ」としていますが、デライトの基本単位は「輪郭」です。実際、UI にも紙らしさはありません。

ただこれは優先順位の問題で、デライトにも削除機能の実装予定はあります。今のデザインに調和するような、すっきりした配置等が難しいという独自の課題がある上に必要性の低さで実現していないという現状です。メニューから「削除」を選ぶ、ようなよくある UI は避けたいんですね。

そういう意味で、Notion が危ない橋を渡っているのも確かだと思います。だからこそ凄いとも言えます。特に、ごちゃごちゃ汚なく見えがちなアプローチで多くのユーザーに「美しい」と言わしめるのは驚くべきことです。これもデザインとマネジメントの力かもしれませんね。

デライトの独特な「輪郭」は、図のように波括弧を模してデザインされています。左右は文字を書く方向に、上下は親子関係を反転させることに使います。これにより「親輪郭の一覧」が可能です。青い矢印リンクの上下で変わります。ぜひお試しを。

https://dlt.kitetu.com/?fg=KNo.9-C7C6/A-AD8C

デライトのロゴは「デライト」の「デ」から文字が包まれるようなデザインになっています。これも輪郭を表現したものです。この種のサービスでは珍しく、デライトは日本語を重視しているため、Delite ではなくカタカナ表記にこだわっています。

デライトの各投稿（輪郭）は画像のように不思議な形をしていますが、実はこれは波括弧を象ったものです。デライトの出発点は「意味を書く」でした。文章の中に意味を埋め込むために {ほにゃらら K#XXXX} という記法を考案し、これをデザインにも取り入れました。