L.L.Zamenhofを主たる創始者とする人工言語。名前は「望む者」という意味。
およそ人工言語のうちでは最も話者数の多い言語であると推測されている。
エスペラントを参考にして設計された言語(のうち、主に品詞標識システムを取り入れたもの)をエスペラント諸語と呼ぶ。
{あれ K#7D71/F057}
『エスペラントと標準ヨーロッパ語を比較する』は正直にいえばかなり茶番という感じがある。エスペラントは西洋語の成分が強い(そんなの見ればわかる!)
- エスペラントが非西洋語的だと主張する人間が Piron の粗雑な議論を経ていないとは思えないので、すべきことは自明な議論を蒸し返すことではなくて、Piron の論証についての問題点をまとめて参照可能にすることだ
{あれ K#7D71/3D28}
言語としてのエスペラントはこの 100 年でかなり変わったけど、Plansprecheprojekte としての部分は不可触なまま保たれてきた、などということができると思う
{あれ K#7D71/22EA}
以前私は「いかに『原則』が不変でも実際のエスペラントは大きく変化しているではないか」という旨のことを書いたけど、実態の変化よりも規範そのものの変化や同一性のほうに重要さがあるのかもしれない
{あれ K#7D71/2331}
Mi lernos Esperanto.
Esperanto estas malfacila.
Mi volas lerna Esperanto.
Mi devas redakta kaj parola Esperanto.
Dankon!
かなり破格の文だ。言語系の人以外が言語を学ぶときのつまづきポイントが見て取れる。
あと、はっきりと「エスペラントは難しいです(Esperanto estas malfacila)」と言っており、「エスペラントを難しいと思う人なんていない」という思い上がりへの反証になっている。
校閲
Mi lernos Esperanton(対格).
Esperanto estas malfacila.
Mi volas lerni(不定詞は-i) Esperanton(対格).
Mi devas recepti redakton (単に不定詞 redakti とすると「私は校閲しなければならない」だが、文意を考えると「私」は校閲される側のはず) kaj paroli(不定詞) Esperanton(対格).
Dankon!
{ザメンホフは ne jam よりも ankoraŭ ne と表現することを勧めた K#7D71/43B5}
La esprimon «ne jam» (kiu signifas ion tute alian ol «jam ne») mi tute ne konsilas uzi, ĉar ĝi povus kaŭzi malkompreniĝon; anstataŭ ĝi mi konsilas uzi «ankoraŭ ne».
「ne jam」という表現(これは「jam ne」とは全く異なる意味を表すものだ)については私はその使用を全く推奨しない。というのも、これはおそらく誤解を招くためだ。そのかわり、「ankoraŭ ne.」を使用することを推奨する。(拙訳)