あるルールが正しいかどうかどう分かる？

–そのルールを書いた結果、成功したら正しいし、失敗したら間違っている

ということは、ルールを使うごとに、そのルールの正しさが決まる（変わる）ってことだね

「あれについてはこういう風にしていきましょう」とお互いに決めておくこと。
違反すると「話が違うじゃないですか」と責められる。

取り決めは個人間(こじんかん)でも行われ、常に明文化されるとはかぎらない。

たぶん

ルールに厳しくてもいいが、厳しさのあまり人の意気をくじくならば、その厳しさは捨てた方がいい。

ルールに緩くてもいいが、その緩さのあまり人の意志をそぐならば、その緩さは捨てた方がいい。

説明

意味が分からなかったり、時代遅れだったり、状況を正しく認識していない上でのルール（バカがするような状況認識の上でのルール設定）は、「従え！」と強く言っても、無視されるようになる。

状況が変わったら、それに応じてルールも変更していかないと、人の納得感が減る。
納得できないルールは無視される。
「ルールなんだから従えよ」というだけでは言うことを聞かなくなる。
ガバナンスが効かなくなる。

結論

なので、ルール設定者や方針決定者は、あるていど合理性を持ち合わせている必要があるだろう。

例えば

　ほとんどコロナが流行っていないときに強すぎる感染対策をすると、「いや、いまそんな流行ってねーじゃん」という風に思い、あまり従ってもらえない。(ただし、「流行ってねーじゃん」という人の認識が間違っていることも往々にしてある。)つまり、世間との認識がズレていると、納得もしてもらいにくい。
　逆に、コロナがすごく流行ってるときに、ゆるゆる感染対策だと、働いている人自身が勝手にルールを作りはじめたりする。「上には任せておけねーな。ちょっと独自でルール定めて、感染しないようにしようぜ」と。