譜類添付機能の PDF 画像化では,最初 WebP 変換せず実験していたため pdftoppm
の JPEG 出力(-jpeg
)を使っているが,WebP 変換しているなら PNG 出力(-png
)の方がいいのではないかと思い軽く実験してみた。
結果,微小な画質の向上は見られたが譜類サイズが7倍程度に増えたため現状維持とした。PNG からの WebP 変換でも十分軽いが,JPEG からの方がサイズ対画質が圧倒的に良い。
pdftoppm
}{希哲17年4月6日の開発}{希哲17年4月6日の進捗}{譜類添付機能}{希哲17年4月6日}{7倍}(38)-
}{進捗}{希哲17年1月27日の開発}{希哲17年1月27日の進捗}{希哲17年1月27日}(156)Aejs の交度整理も進めつつ,前後景輪数増減表示を前後景部同期処理に組み込んだ(様子)。いったん出振るい・手定め済み。
これにより,動的な輪括操作では,操作の結果として生じた前後景輪数の増減値を +
と -
で,増減が無い場合は ±0
で,読み込み中は ±?
で表示するようになった。
増減表示は太字にし,元の数字との間に半角スペースを入れた。最初は太字だけで十分かと思ったが,意外と視認しにくかった上に,-
で 2-1
のように表示すると一見意味が分からない。
小さな変化で実装も単純ながら輪括操作の感触が非常に良くなった。
ついでに,前後景輪数表示も3桁カンマ区切りにしておいた。ページャーなどでは3桁カンマ区切りだったが,ここだけ単純な数字列で微妙な不統一感があった。
KNEST::req_I::b_bot_ad()
}{広告用クローラー}{希哲17年1月27日の進捗時限}{KNEST::req_I::b_bot()
}(39)テーマ切り替えボタンの用合い検討(4歩),新規描出フォームへの移動機能として吹き描き外背景のダブルクリック用合いの復活(10歩),全知検索ページャー周りの調整(16歩),こまごまとした領当て・装体調整(17歩)といった雑多ながら充実した作業を片付け,ついに描写後略機能を一段落させた(21歩)。出振るい・手定め済み。
描写後略機能により,デライト最初期から吹き描きの構造的問題だった「不必要な出与え読み込みの多さ」という問題が解消した。表示速度向上,通信量削減,SEO 強化,迷惑行為対策など多大な効果が見込める。
昨年末の壊衝不具合修正以後,デライトは速度・安定性ともにウェブ相振りとして十分な水準に達していたが,今回の高速化を経て,明らかにもう一つ壁を越えた感がある。体感として,「ウェブ相振りなら特に不満のない速さ」から「単動相振りと比べても遜色のない速さ」になった。
一昨年4月9日に掲げた「全ページ0.3秒以内表示」という目標は埋め込み利素を考えると現実的ではない気がしてきたものの,軽いページでは200ms台,重いページでも概ね300ms台で応答出来るようになっている。実感として欲しかった速度は手に入れられたし,最適化余地はまだまだ残しているので「埋め込み利素を除いてほぼ全てのページで0.3秒以内表示」なら十分手が届く。いよいよ本格的に,速さがデライトの武器になってきた。
ここで新生デライト開発におけるデライト高速化は一段落とし,今後は機能追加やトラフィックに応じた微調整に留め,別の機能整備に集中することにした。
その先のデライト高速化については,大きなところでは CDN 導入,KNEST による水平拡大,請い手の隠し機能整備,描写 HTML 隠し以外の HTML 隠し実装,そして中途半端な状態で放置しているページ付け求頼改良があるが,どれも現時点での優先順位は低い。
10.6.0 からスクリプトは最新版の 11.7.0 へ,Zenburn の装体書は最終版の 10.7.3 へ上げた。出振るい・手定め済み。
希哲15年7月18日10歩で更新を検討したが,当時は対応言語の検証が必要と判断して見送り,以来そのままだった。約2年前の版存なので,流石に対応言語云々より弊害の方が大きいだろうと更新を決めた。
作業自体はあっという間に終わると見込んで昨日深夜に着手したが,最新版で従来の Zenburn が事実上消えていたため,カラーテーマ検討に時間を取られてしまった。散々考えた結果,Zenburn の最終版を利用して現状維持とすることにした。
最新版で Zenburn は styles/zenburn.min.css
から styles/base16/zenburn.min.css
に移動していた上に,従来とはほとんど別物になっていた(様子)。Base16 になったからなのか事情はよく分からないが,読みにく過ぎるのでいずれにせよ使い物にならない。
気になる部分は装体を上書きして調整出来なくもないが,そこまでするならデライト独自のカラーテーマを作りたくなってくる。取り急ぎ代替テーマを探すことにした。highlight.js 導入時にそれなりに時間をかけて検討した(希哲15年3月9日11歩)ので,当時の記憶からある程度の見当は付いた。
知名欄・描写欄の捕活に関する仕様検討の結果,ともに「マウスオーバーで捕活する」仕様を確定・実装した。出振るい・手定め済み。
仕様というほど明確なものではなく,時期によって実装上機能しないこともあったものの,デライト初期実装からのマウスオーバー時の挙動は,知名欄では捕活・全選択,描写欄では捕活,という方針だった。これは,実用上の都合というのも大きく,こうでなければ単純に描出効率が悪かった。
昨年9月までの第二次用合い改良中の交度整理で,知名欄の捕活・全選択は機能しなくなっていた。これは確か,中景輪符の事象を改良したことで干渉の懸念があり,再実装を後回しにしたという経緯だった気がする。もっと地味な描写欄の捕活は過去に何度か再実装した記憶があるものの,どの時点で機能しなくなっていたのかは曖昧だが,いずれにせよ,第二次用合い改良後はどちらもマウスオーバーでの捕活すら機能しなくなっていた。
もしかしたら,これはこれで今のデライトでは悪くないのかもしれないと少し様子を見ていたが,輪郭整備のように描出効率が重要な作業になると,クリックでの捕活はやはりまどろっこしく,鈍重に感じる。そこで最近はかつての挙動を復活させる機会を窺っていた。
懸念は,他要素・他機能との干渉や誤操作だったが,これは昨日の検討から急速に氷解した。今のデライトで,マウスオーバーで捕活が移動すること自体は前提のようなところがあるので用者体験に大きな悪影響はないだろうということ,むしろほとんどの要素がマウスオーバーに反応するのに知名欄・描写欄が無反応なことが直感性を損ねているとも言えること,スクロールとの干渉も実際の舞覧では生じないこと,誤編集の問題については,そもそも閲覧・編集用合いを切り分けていることが一定の保護機能になっており,更に取り消しボタンで変更有無が分かるようになることで大きく軽減されること,などの理由で,大きな問題はないという結論に達した。
そこでまず,知名欄の全選択も含めてマウスオーバーでの捕活機能を復活させてみた。ところが,知名欄の全選択については数十分で廃止を決定することになった。実装上の問題としては,選択状態がやはり周辺要素と干渉する。干渉しないようにマウスアウトで解除すると,今度は選択状態が意図せず解除されやすくなる。もっと問題なのは,誤入力で上書きしてしまいやすいということだった。全知検索窓では再検索のためにも上書きしやすい全選択状態が好都合だが,知名欄での利点は写し取りが素早く行えることくらいでさほど大きくない。
これは,今のデライトで,慣れ切ったこの挙動からいったん離れなければ気付かなかったことかもしれない。今のデライト市場戦略から考えても,熟練用者向け過ぎて採用出来ない。
次に,知名欄の全選択機能を外し,捕活だけにしてみると,これはむしろ想像以上に好感触だった。地味ながら,編集の軽快感は明らかに向上している。捕活さえしてくれれば Ctrl + A で写し取りも十分効率的に行える。今のデライトとの相性でいえば理想形とすら思えた。ここで正式な仕様として確定することにした。なお,捕活時に発生するスクロールは意図しない場合が多く考えられるため抑止する。
どこまで普遍的な現象か分からないが,常用している Linux の Firefox では,<textarea>
の選択状態を残して捕活解除すると,再選択のつもりが(未捕活状態のせいで)意図しない文字列ドラッグが発生しやすいため,これがなくなったのは個人的に嬉しかった。近頃多用している複数輪符の引き入れ欄への写し貼りで障害になっていた。
とにかく,第二次用合い改良後に残っていたもやもやしたものを払拭出来たのは大きかった。
いったん出振るいを終え,他自我内検索用合い改良兼自我ページ整備が一段落した。
開発時間が確保しにくい時期だったことや交度整理に時間をかけたことで12月22日に着手してから日数はかかったが,総合的に満足出来る結果となった。
特に,実装時期の予測すら出来なかった自我ページ整備が出来たことが大きい。これで新生デライト像が完全なものになった。自我ページ整備自体の作業時間は正味2日間程度で,時間対効果も非常に高かった。
今後はまず新生全知検索整備に戻り,輪郭整備兼文書整備と並行させ新生デライトの成立を目指すことになる。
12月19日の検討通り,他自我内検索時に自我アイコンを並べ,自我ページではこれをプロフィール風に見せることにした(整備後1,整備後2)。
見ただけではまずやり方が分からなかった他自我内検索が整合的かつ直感的に行えるようになり,自我知番による検索結果に過ぎず一見意味の分からない自我ページ(整備前)も一応プロフィールページらしくなった。
自我ページは,デライトにおける自己表現の入り口となる部分であり,初めてデライトに触れた人がまず覗いてみる部分でもあるので,直感的に理解出来るようになったことは大きな進歩と言える。最低限の又情報も設定したので多少の SEO 効果も望める。あとは風船輪郭が出来れば,デライトのプロフィールページとしては無駄なく十分なものになるだろう。