{希哲16年1月26日20歩 K#F85E/E74C-5C63}
宇田川浩行{希哲16年1月26日19歩 K#F85E/E74C-C0CD}
宇田川浩行デラングはデライトにとっては描写用の軽標記言語だが,では,デラングにとってデライトとは何か,という問題があった。デラングを単なる「デライト記法」でなく独立した言語として扱うのであれば,これは無視出来ない問題となる。
具体的には,デラング文書の書き方などに影響してくる。デライトの「使い方」の一部としてデラング文書を参照する人にとって,その説明にデライトが出てくることはごく自然なことだが,独立した言語としてのデラングについて知りたい人にとってはそうではない。かといって,いちいち前置きしていたら読みにくいものになってしまう。
そこで,デラング文書の最初の方でデライトを「参考実装」と定義しておくことにした。どの道,デライト・デラング間の関係については説明する必要がある。
Markdown を筆頭に軽標記言語が注目されるようになったこともあり,デラング整備が進むにつれ「デラング」という根想への確信は深まる一方だ。デライトの市場戦略にとって大きな意義がある。ここで頭の整理をしておきたかった。
{希哲16年1月26日18歩 K#F85E/E74C-5EC9}
宇田川浩行{希哲16年1月26日17歩 K#F85E/E74C-79F5}
宇田川浩行長いこと決めかねていた「ソース」(source)の暫定訳語として「素出」を採用することを検討・決定して終了。
希哲8年12月13日には「素成」という訳語を描き出していたが,なんとなく使いにくく,ほとんど使わなかった。
ただ,この案から,どの道「素」で始まる訳語になるだろうということは確信していたため,「素交」(ソース コード)や「素譜」(ソース ファイル)という略語の形では比較的よく使っていた。このように,他の訳語と組み合わせて略した時などに分かりやすい利点が大きかった。「オリジナル」の意と区別しにくい「原〜」などと差別化しやすく,音写性も申し分ない。
「素出」は希哲12年2月27日に描き出していた案だが,これらの略語で間に合うことが多かったこともあり,採用にはいたっていなかった。最近,デラング整備の中で単純にソースに対応する訳語が欲しいと思うことが多くなっていたので再検討してみることにした。
「素泉」「素種」「素資」等々の案もあったが,どれも一見して意味が掴みにくい。新たに「素書」という案を考えてみたが,これも若干意味が狭い。それに比べると,「素出」は平たくソースの全体訳語として使いやすそうだ。
「素出」で特に問題なさそうだが,まずは暫定訳語として使ってみて,上等訳語とするかどうか決めることにした。
ついでに,「オープンソース」のオープンをどう訳すかも考えた。「大触れ」という案もあったが,伝わりにくいだろう。
平たく表現するなら,「公開」は誤解の余地が大きいので「開放」しかなそうだ。あまり使わなかったが,希哲14年1月頃,「開素」をオープンソースの暫定訳語としたことを思い出した。これも「素」で始まるソースの訳語を見越したもので,やはりオープンも漢字一字で表すなら「開」以外ないだろうと考えていた。
答え合わせ感覚で中国語での例を調べてみると,やはり〈开放〉と訳されている。
とりあえず,オープンソースは「開放素出」とし,「開素」はその省略形と位置付け直すことにした。
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