「埋め込んだ輪郭の見出し記法の階層がおかしくなる」という報告を受け見出し記法の不具合修正。出振るい・手定め済み。

実際には，最初の見出し記号が複数だった場合に見出し階層を上げる処理が狂うという問題だった。

当該交度を見直すと，何故か基礎となる見出し階層から記号の数だけ階層を下げるといった処理になっていた。これにより，階層を下げる場合と上げる場合とで矛盾が生じることがある。いったん，単純に一つ階層を上げる処理にして様子見することにした。

単純な使い方をしている分には問題なかったが，そろそろ見出し記法の細部仕様も整理したい。

例示用知番についての検討で終了。

K#XXXX や K#YYYY，K#ZZZZ のように番節毎に同じ記号を使うことを考えていたが，X，Y，Z が1文字でも含まれていれば例示用知番とみなすことにした。組み合わせで柔軟な表現を可能にする。

特に，YYYY は文脈によっては年と紛らわしいという問題があった。

全知検索演算子 ... に対応する …（三点リーダー），--- に対応する —（エムダッシュ）を追加して終了。

ある要望をきっかけに，iOS や macOS の自動修正機能が <input> で働いてしまう問題を認識した。この機能を設定で有効にしていると，全知検索窓では ... が … に，-- が — に変わってしまう。いっそ，これらも全知検索演算子にしてしまうことにした。

元々同じ意味の記号に対応することは考えていたため特に抵抗は無かったが，こういう動機で実装することになるのは意外だった。

出振るい済み。

〈regional indicator symbol〉

Unicode で国家符号（country code）に用いるラテン文字を表現するための記号。対応環境では国家符号に対応する国旗の絵文字が表示される。

🇦 🇧 🇨 🇩 🇪 🇫 🇬
🇭 🇮 🇯 🇰 🇱 🇲 🇳
🇴 🇵 🇶 🇷 🇸 🇹 🇺
🇻 🇼 🇽 🇾 🇿

Scrapbox が海外で使われていない理由，というほどのことかは分からないが，単純な角括弧だけでキーワードリンク，というのは記法として危なっかしいな，と思うことは正直ある。英語圏だと色々な用途で気軽に使われる記号という印象があるので。