{無し K#F85E/D64E-C528}
宇田川浩行{ご意見ありがとうございます K#F85E/E74C-FF6E}
宇田川浩行率直で真摯なご意見,本当にありがとうございます。今のデライトでは読みにくい長文になりますが,折角思いを込めて書いて頂いたので,こちらも相応の気持ちを込めて書かせて頂きます。
いまデライトをよくご利用頂いているユーザーの方々も,皆さん例外なく,最初はもとあじさん同様「半信半疑」で,初期の投稿もどちらかというと苦言に近いものでした。様々な問題点について率直に指摘して頂いたことで改善出来たことも多々あります。今回ご意見を頂いたことも色々反省しながら考えをまとめる良い機会になっています。
何より,デライトは,普及どころか開発に成功するかどうかも分からない,という無謀なプロジェクトとして始まり18年以上になります。開発者を殺しでもしない限り芯は折れようがないので,ご意見・ご批判に遠慮の必要は全くありません。無から始まった物が人様に少しでも気にして頂けるようになったわけですから,全てありがたく受け止めています。
デライトの使い道についてですが,これは最近私自身よく考えているところです。
デライトは,もともと「具体的・限定的に,とりあえずこういう風に使う」ことを提示するために開発が始まったサービスです。
デライトが採用している CMS をデルン(deln)といいます。これはデライトよりもっと汎用的といいますか,「工夫次第で何にでも使える情報管理ツール」でした。さあこれを売り込もうと考えた時,あまりにも漠然としていて掴み所がないという問題に直面しました。そこで,まずは気軽に使えるメモサービスにしてみようと始まったのがライト版デルン,つまりデライト(Delite)の開発でした。
ただ,メモサービスにしただけではまだ利用イメージがわかないという方も多いだろうと思いました。かといって,枚挙に暇がない利用例を列挙してもかえって本質がぼやけてノイズになってしまいます。概要と実例を見てピンと来ない人が,だらだら長ったらしい利用例のリストを見る気になるかというと疑問です。もし具体的な利用例を提示するのであれば,訴求力の高いものを厳選する必要があります。それも,理想を言えば一つです。
そこで目を付けたのが SNS(厳密にはマイクロブログ)と個人知識管理サービスを結合した KNS というアイデアでした。「とりあえず使い始めてもらう」ことを考えるのであれば,マイクロブログ以上の入り口はないでしょう。Twitter を中心に宣伝しているのもここに理由があります。
ここまでしてもまだ使い道が分からない,という方が多くいらっしゃるのも事実です。文書や実装に改善の余地も多々あると思いますが,根本的なことを言ってしまうと,新しい技術について言葉で説明するのは本来難しいことでもあります。百聞は一見に如かず,概要を読んで分からなければ実際に使っている所を見てもらう,それでも分からなければ,その人にとってまだ機が熟していない,ということなのかもしれません。
個人的な経験から言えば,私は最初期の Twitter の使い道がよく分かりませんでした。最近,Google でゴミのようなページがよく引っかかるな,というくらいの感想でした。少しずつ話題や様々な使い方を目にすることが増え,ある時突然,今やりたいことにあれが使えるんじゃないか?と気付いた瞬間がありました。当時そういう人は多かったと思いますし,新しい技術に人が触れ始める時というのは得てしてそんなものではないでしょうか。
{希哲14年5月4日の開発 K#F85E/5B28-6C1E}
宇田川浩行{あれ K#D657/B45F}
B̅黒から連想する「何もないもの」と言えば,神話で登場する,天地開闢以前の宇宙とかどうでしょう。言葉としてはちょっと説明的すぎますが……。