N の導入を機に,新規描出フォームに飛ぶ機能一般で知名欄に自動捕活するようにした。
最近,全知検索窓固定機能実装を契機として省割キー整備についての検討が進んでいた。
現時点では,舞覧機能との干渉を避けるため修飾キーを避けることや,広く共有されている文化を利用し極力無難にまとめる方針が固まっている。長年の経験から,「理想のキーバインド」の追求は泥沼だと悟った。
現時点ではやはり \ce( ... \)
と \ce[ ... \]
が最も無難な記法であると結論付けた。
昨日直感的にこの記法を思いついたが,実際に使ってみると,閉じ括弧前の \
を忘れやすいという問題に気付いた。慣れの問題もあるので欠点と結論付けるのは早いが,数式記法の \( ... \)
と比べて \ce( ... \)
は括弧の対応関係が直感的に認識しにくいというのはありそうだ。
TeX では \ce{ ... }
を数式模動の内側に書く必要は無いため,いっそのこと,これだけでもいいのではないかと思った。
しかし,これだと化学記法というよりは TeX 風記法で mhchem を使っているように見えてしまう。TeX ではバックスラッシュと波括弧が多用されるからこれが自然に見えるだけで,デライトでこれがぽつんとあっても違和感が大きい。特に波括弧はデライトにおいて特別な記号なので,濫用は避けたい。いずれにせよ行内と別行立ての書き分けが出来ず,書き分けせずに文脈で挙動を変えれば TeX 的でもなくなるので,良い案ではなかった。
「似た機能は似た形態に」という言語設計の原則に立ち返ると,やはり化学記法は数式記法に似ているべきだろう。
では,閉じ括弧前のバックスラッシュを省略可にするかと考えたが,これは実装上の問題が大きい。入れ子になりうる閉じ記号の処理は出来なくはないが一気に面倒になる。しかも,化学記法でそれをすると数式記法でもしないと整合的ではなくなる。現時点で化学記法の使い勝手のためにそこまでの実装コストを払う意義は見出せない。
10.6.0 からスクリプトは最新版の 11.7.0 へ,Zenburn の装体書は最終版の 10.7.3 へ上げた。出振るい・手定め済み。
希哲15年7月18日10歩で更新を検討したが,当時は対応言語の検証が必要と判断して見送り,以来そのままだった。約2年前の版存なので,流石に対応言語云々より弊害の方が大きいだろうと更新を決めた。
作業自体はあっという間に終わると見込んで昨日深夜に着手したが,最新版で従来の Zenburn が事実上消えていたため,カラーテーマ検討に時間を取られてしまった。散々考えた結果,Zenburn の最終版を利用して現状維持とすることにした。
最新版で Zenburn は styles/zenburn.min.css
から styles/base16/zenburn.min.css
に移動していた上に,従来とはほとんど別物になっていた(様子)。Base16 になったからなのか事情はよく分からないが,読みにく過ぎるのでいずれにせよ使い物にならない。
気になる部分は装体を上書きして調整出来なくもないが,そこまでするならデライト独自のカラーテーマを作りたくなってくる。取り急ぎ代替テーマを探すことにした。highlight.js 導入時にそれなりに時間をかけて検討した(希哲15年3月9日11歩)ので,当時の記憶からある程度の見当は付いた。