また食べ方に気を付けるようになり,怪しかった胃腸の調子にも改善がみられる。これで体調面での不安要素も無くなった。過去にも何度か同じことがあったので考えてみれば原因は察しがついたが,普段それほど食べ方が雑になっていることにまで気が回っていなかった。
改めてテーブルでの食事を心がけようかと思っていたが,必要以上に形にこだわると継続が難しくなるので,場所にこだわらず,咀嚼と姿勢にだけ気を付けるようにしている。
新生全知検索整備,ページ付け求頼改良,サイトマップ改良,不具合修正など。
これまでサイトマップは全知検索ページャー同様,一定輪数を LIMIT
句・OFFSET
句で区切ったページを返していた。OFFSET
句の値が多くなると遅くなるため,最大でも最新10,000輪(100輪×100ページ)が限度だった。upub
導入後は更に低速化したため,9,000輪まで減らしていたが,それでも後半になると応答時間が10秒以上になることがあった。
今回のページ付け求頼改良で時印を使ったページ付けに移行しようとしていたため,これをサイトマップにも応用出来るのではないかと考えていたが,サイトマップの場合,サイトマップインデックスで各サイトマップ URL の一覧を生成する必要があり,この効率性が問題だった。HTML 隠しの利用も考えたが,タイミングも難しく,大袈裟過ぎる気がしていた。
サイトマップの場合,各ページの輪数が揃っている必要はないのだから,一定期間で区切ってしまえばいいのではないか,ということに気付いてからは速かった。
まず,デライト上で最古の時印(2012-02-10 19:09:33
)から現在時刻までを30日で割って必要なページ数を割り出し,サイトマップインデックスは従来通りの形式(/see?pg=[n]
)で生成する。dg_see()
ではページ番号から期間を計算してその範囲内で上限輪数までの最新輪郭情報を返す。上限輪数はとりあえず10,000輪にしておいた。数値は様子を見ながら調整していく。
インターフェイスはそのまま利用したため修正は最小限で済み,互換性も維持出来たが,元々 dg_see()
に余計な列が多い問題があったのでそのあたりも最適化しておいた。
実作業は出振るい・手定めまで正味3時間ほどで済み,結果として,サイトマップの速度・ページ数・対応期間の長さがはるかに向上した。現在時刻が基準なので,上限輪数から漏れた分も待っていれば載ることになる。ここまでページ数が多いサイトでは網羅性と効率性を完全に両立させることは不可能なので,ここが良い落とし所だろう。デライト特有の要求に適ったサイトマップ設計という,大きな問題がまた一つ解決した。
輪数取得改良,前後景時印の導入などを経て,サイトマップは高負荷求頼が発生しやすい最後の箇所になっていたため,これでデライトの安定稼動における不安要素が払拭出来た。ページ付け求頼改良を急いでいた理由でもあったが,最近の出振るいで,全知検索でもページ番号の直接指定に上限を設けたため,高負荷求頼の問題は一応解決している。これでページ付け求頼改良の優先順位が少し下がった。
ついに,デライト高速化における最も強力な武器,KNEST 隠し実装を一段落させた。Dex に並ぶ大収穫だ。高速化の遅れは常に集客面での不安要素だったが,これでようやく青天井が見えた。
最適化余地はあえて残してあるので,あとは状況を見ながら最適化を進めていけば十分だろう。隠し実装は早まると足枷になりやすいため,限界ギリギリのところで実装出来たのも奇跡的だった。
6月は機能実装を進めるつもりだったが,第二次知番改良,KNEST 隠し実装を終え,新規用者も増え始めと,想定外ながら大粒の収穫に恵まれた。直感に従ってきたが,終わってみれば全て必然だった気がする。現時点で高速化が進んでいないのは明らかにまずい。機能実装を宣伝したところでまともに活かせない。
分かりやすい成果が欲しくなる時期に,出場整理や交度整理をしっかり進めたのも良かった。今後の機能実装にとっても近道になる。
10時45分頃,姉が第二子を無事出産したと母から伝えられた。産まれたのは7時ちょうどで,母子ともに元気だそうだ。
父とも連絡を取り,姉妹の写真を送った。父もまだ元気そうで少し安心した。
正午頃,中途半端な保険はかけず,5月1日までにデライト収益目標を達成するという前提で全力を尽くすことを決意した。
最近,失敗した場合のことを考え過ぎていた。仮に失敗しても,せいぜいすり傷が出来るくらいのことだ。個人的にも希哲館事業にとっても別に死活問題ではない。心配から来る雑念に足を引っ張られていては,成功するものも成功しない。
こんな心境の変化があったが,昨日の現状整理,姉の吉報と来て,当面の不安要素が無くなったせいかもしれない。
実は,姉の子が生まれたという頃,不思議な夢で目が覚めていた。完成したのか建設中なのか,希哲館本館らしき建物の中に自分が居る夢だった。不思議だったのは,この種の夢を見ることが滅多にないからだ。それも,ちょっとした良い夢ではない。希哲館事業にとっては最大級の吉夢だ。
収益目標達成,すなわちデライトの成功まで残り半月,あとは高速化を全力で推し進めるのみという所で,何かと幸先が良い。今そんな幸運を感じていられること自体も奇跡のように思える。