実務的な問題についての考え事が片付いたと思ったら,ここ数日,デライトの歴史的意義についての考え事が増えてしまった。描出思考にすることで輪郭整備にもなるが,そろそろ実作業に集中したい。
やはり,デライトは,memex あたりのハイパーメディアの原点から続く「ハイパーメディアの集大成」と捉えるべきなのだろう。そう考えると,積極的ウェブ戦略も必然にして正統だったのだという思いが強くなる。
久しぶりに「シンメディア」という言葉も思い出した。これは,ハイパーメディア(ザナドゥ計画)とハイパーファイル(WinFS)を統合し,完成させるというデルンの構想だったが,集大成という意味では似たようなものだ。
そんなことを考えているうちに気が引き締まり,開発作業も捗るようになってきた。持ち辺を上げられるだけ上げられて結果的に良かったのかもしれない。