交度・出場の整理は概ね完了したものの,一点,dg_kno_vac()
をしっかり見直す必要があるため,出振るいは明後日早朝に持ち越すことにした。
dg_kno_vac()
}{希哲16年6月10日の進捗時限}{希哲16年6月10日}{第零番節の削除}{出振るい}...
{希哲16年6月10日15歩 K#F85E/E74C-62F3}

{希哲16年6月1日の日記 K#F85E/E74C-2E1F}
そろそろ第四次宣伝攻勢・新生デライト開発の中間まとめをすべき時期であるため,振り返りと現状整理をした。昨日やろうと思いつつ,開発に熱中したり姪達の世話に追われたりして出来なかった。
ある程度考えはまとめたが,珍しく早い時間に眠たくなってきた。早寝は最近の課題なので,この日記は明日書くことにして早く寝た。
宣伝攻勢現況
第四次宣伝攻勢は最初から事前想定と少し異なる展開を見せたものの,概ね状況は良好であると言っていい。特に5月前半,一日一文に時間をかけたのが予定外だった。後半から開発時間を増やして,そちらも想定外に発展していき,直接的な宣伝活動にはそこまで多くの時間を割いていない。
当初,朝昼晩1時間ずつ宣伝活動に割くことを想定していたが,昼晩30分ずつという日が多く,これで丁度良い気もしている。高速化と歩調を合わせる必要があることに加えて,一日一文などでこれまでにない好感触を得ている。今は,無闇に人をかき集めるより,デライトにとっての理解者をじっくり増やしていく時期なのだろう。
それは「宣伝攻勢」なのかという気がしないでもないものの,その程度のこともしない時期が長かったから意義もなくはない。
用者動向は水物なので,努めて一喜一憂しないようにしているが,最近のデライトでは明らかに良い変化が起こっている。比較的深いところまで知ってくれる人が増えたし,常連用者の使い方も変わっている。これまで,開発者が何を考えているのか分からないままみんな手探りで使っているという感じだったが,ある程度デライトの根想を踏まえた上で使ってくれるようになった。良い意味で方向感が出てきて,初心者にとっても良い見本になる。
一方,初期のデライト宣伝で感じていた,「面白そう」止まりの表面的な反応は減っている。「面白そうだけど使わないよ」というダーウィンの海は乗り越えつつあるように感じる。
回り道と振り返り
なかなか出来なかった振り返りをしながら,「回り道」についてよく考えた。
開発では3月に中断していた中間的デラング整備に戻ったが,ここで以前とは比べ物にならないほど手定め効率が向上していることに気付いた。Aejs 整備から下見機能付きの新輪郭選り手出来たからだ。これが当時 Aejs 整備を終わらせたかった理由だったことを思い出した。
そろそろ一日一文も続きを書くか,と思えば,文章の閲覧性が飛躍的に向上している。5月後半,一日一文を中断して,最大化アイコンや描写拡縮ボタンの追加,自動ページ展開機能実装を一気に進めたからだ。これは,「デライトの歩み」という題材があまりに重かったというのもあるが,文章を読む媒体として閲覧性に課題を感じていたことも大きい。写真上信を始めた頃に感じていたことでもあった。せっかく良い写真が撮れたり良い文章が書けたりしても見にくいのではもったいない。
こう思うと,的確過ぎる回り道に自分でも驚く。デライト開発が快調を維持してこれたのは,こういう良い回り道を重ねてきたからだと改めて実感する。見えている出口に向かって,時間があるだけいくらでも改善出来る柔品は珍しい。大抵は技術的負債に潰されてしまう。良い回り道が出来ないからだ。
回り道をする以前の当努に戻るまでそれを忘れていたから余計驚く。特に第四次宣伝攻勢以後,軍隊の行進のようにひたすら前進を意識してきたため,振り返る余裕がなかった。
デライトの進歩は冷静に見ると驚異的に速い。ここ2ヶ月だけでも見違えるほど進歩した。ただ,逆茹でガエル状態というか,進歩しているのがデライトの日常になっているせいで,たまに振り返ってみないとその速さが分からなくなる。振り返りの重要性を再認識したので,また旬毎に振り返りの時間を持つことにした。

{希哲16年6月1日6歩 K#F85E/E74C-6B75}

{希哲16年5月19日の日記 K#F85E/E74C-1B04}
昨日,脳爆発気味だったせいか,少しぼーっとしてしまった。それなりに収穫も大きかったので仕方ない。
ここ一週間ほど,また少し心境の変化を感じている。やはり「デライトの歩み」のせいだろう。あの文章を書きながら,これまでの達成の重みをより強く感じるようになった。それは良いが,これからの達成もより重く感じるようになった。
サービス経営の観点から言えば,デライトの問題はいま,用者数が伸びないことだけに絞られている。それ以外は限りなく理想に近い状態にある。つい先日まで,この問題は新生デライトの完成が解決するだろうとほぼ確信していた。つまり,新生デライトの完成がデライトの完全な成功そのものだと思っていた。そしてそれは,希哲館事業が未曾有の成功を収めることを意味している。
ただ,これまでの歩みを振り返っているうちに,少し不安になってきた。わずか15年の事業で,そんな成功がありうるのだろうか。事の大きさを考えると非現実的な早さだ。成功の大きさに苦労が見合っている気も全くしない。作り話のようなとんとん拍子だ。
書きかけではあるが,あの文章で書いたことが,思いがけず自分を動揺させている。
理論や技術として完成させられるかどうかは時間の問題だと考えていた。本当の問題はその先にあった。地動説にせよ進化論にせよ,世界の見方を大きく変える考えには無理解や反発が付き物だ。常識を越えた考えであればあるほど,その壁は大きくなる。(後略)
確かに,最初の葛藤に陥いった原因は,輪郭法を理論や技術として完成させることの難しさではなかった。常識を変えることの難しさだ。これを現状に当てはめれば,新生デライトの完成を過信してはいけない,ということになる。
だからといって,やることが大きく変わるわけではない。一日一文に想定以上の時間を割いたのも,この理屈でいえば正しかったことになる。ただ,心構えは少し変える必要があるのかもしれない。

{希哲16年5月18日の日記 K#F85E/E74C-B9EB}

{あれK#F85E/E74C-32EA}

{希哲16年5月4日の日記 K#F85E/E74C-5BD0}

{希哲16年5月5日8歩 K#F85E/E74C-B5BA}

{希哲16年5月2日の開発 K#F85E/E74C-C77D}
前後景一覧は別として,検索語無指定の場合の輪郭一覧で描写のない他輪郭を非表示にすることを検討。以前からあった案だが,いくつか懸念もあり見送ってきた。
輪郭の展示としては知名のみの輪郭は邪魔に見えることが多いが,非表示にする条件の導入により挙動が複雑になることで多少用者の混乱を招くだろう。読みやすくなる代わりに,内容のあることを書かなくてはならないという誤解で書きにくくなるかもしれない。また,知名のみの輪郭での表現にも有用なものはあるので,全て非表示というのももったいない。かといって,後景輪があるものを例外にすると中途半端で現状と大差ない。
いずれにせよ,自我で輪郭一覧の見せ方を変える仕組みは公開設定機能で整える必要があるので,その時に再検討することにした。

{希哲16年4月20日の日記 K#F85E/E74C-060F}
時間的余裕のあった3日時点ではぼんやりしていたが,ここに来て第四次宣伝攻勢の具体的なイメージも固まりつつある。
新生デライトの完成は6月を目標にしているため,いずれにせよ不完全な状態での第四次宣伝攻勢開始となる。機能追加に関してはある程度割り切り,開発組計を予告しつつ同時進行させればいいとして,高速化と文書整備はやはり十分に進めておく必要がある。
高速化も兼ねた Cμ 文字列処理改良までは予定通りに進め,高速化(KNEST 隠し実装),文書整備という順序で行くことにした。余裕があれば描写渡括,輪郭小窓,公開設定機能といった機能整備に着手したいが,そこはあくまでも加点要素として,無理に詰め込まない。
第四次宣伝攻勢が最初に果すべき目的は,完璧なデライトや十分なデライトを見せることではなく,デライトの可能性を見せることだ。宣伝攻勢の終わりについては決めていなかったが,そう考えると,新生デライトの完成が良い区切りになるのかもしれない。その後は,ペースを落として日常化か。
新生デライトの完成が目指せるようになり当努が整理しやすくなった面も大きいが,また悪しき完璧主義に陥りつつある気もしている。もう少し不完全さに寛容にならないと無駄に疲弊するので,良い意味で気楽に行く。
